第2回 CSR藤解塾 CASIO計算機

2019-07-10

第2回CSR藤解塾が初台のカシオ計算機本社会議室で行われた。JCBのOBである藤解氏が、CSRのご担当だった経験とネットワークを活かして企画した私塾。

初台駅からすぐのところにカシオ計算機本社はある。

受付の横から社内の会議室に通される。会場はここだ。

まずは主催者である藤解和尚氏からの趣旨説明。「2回目になる。オープンイノベーション。志あるメンバーを集めている。触発しあってほしい。まさにつながり力。」この方のお人柄はこちらもお読みいただきたい。背筋がピンと伸びた紳士である。

その後、会場提供や説明をして頂く、カシオ計算機のサステナビリティ推進室のメンバーのご紹介、2Fショールームの見学。

懐かしい商品が並ぶ。電卓、カメラ、時計・・・。どれもこれも愛用たものばかり。青春時代がよみがえる。

「音楽に関われる人1/10。だったらCASIOは9/10をお客様にしようと思った」「小型電子計算機1000万台売れた。売れたおかげでIC等の需要が広がり事業者の仕事が増え、投資が増えた」

三鷹で起業して、東大和、そして羽村や八王子に事業所がある。まさに多摩エリアにゆかりのある大企業だ。

  

中でもこのゲーム電卓。SL-880。懐かしい。左に動いてくる数字を10にするとユーフォー?がでてくるゲーム。これで計算能力がついたのかもしれない。猿のようにはまった(笑)。検索したら復刻版がでていた。同じような大人が多いのか。早速買ってしました・・・。

会議室に戻り、CASIO社会環境企画室の橋本リーダーのプレゼン。国谷氏の話や、立野先生の話を連続して聞いているので、すらすらと入ってくる。大手企業も苦悩しながら環境への取り組みを進めている。大手企業が動けば、取引先企業も変わっていくはず。率先して展開してほしいと感じる。

SBTイニシアティブ

続いて、CIRCULAR ECONOMY JAPANファンダーの中石和良氏の講演。「サーキュラー・エコノミーの世界潮流と日本の現状」。海外の事例。なぜ日本では進まないのか。

お話に出てきた事例をメモ書き。

アディダスのリサイクル100%のスニーカー

SOLVE 

EVERLANE 牛皮製品 再生

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循環型経済に変わってきてる。都市もサーキュラーエコノミー。

BIOホテル

続いて、株式会社ピリカ 代表取締役 小嶌不二夫 氏からの講演。「マイクロプラスチック問題と同社の取組みについて」

京都大学の研究室から生まれた会社。研究者のアウトプットは論文。それも重要だけど、自分は事業で世の中を変えていきたい。ゴミ処理はメジャー産業、マイナーリングはポイ捨てしたりしながら落ちてしまうゴミ。ゴミ拾いアプリ。都会の河川に流れ出ているマイクロプラスチックの1/4が人工芝からのごみとコーティング肥料からのごみ。コーティング肥料は最近の農業では重要。1回まけば継続的に効き続ける。こういうことを発見していくことが重要。

充実した講演の後は、13Fの社員食堂に移っての懇親会。

前回お世話になったYKKの古稲氏のゲーム。フェアトレードの紹介。お人柄もあり大変盛り上がった。大手企業の社員とベンチャー、OBの方が入り混じった塾はとても充実したものだった。

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