瀬谷銀行

2022/1/29

瀬谷村(現・横浜市)の農家では養蚕が盛んに行われていた。明治20年代後半から製糸場が続々と設立された。1907年5月23日、瀬谷村の村役を務めていた小島政五郎が中心となり、瀬谷銀行を開業した(横浜銀行六十年史)。本店を小島政五郎の自宅に置き、その後30年にわたり地域金融の中心だった。鎌倉銀行と合併(1935年)、横浜興信銀行、横浜銀行となっていった。この頃の地域金融は、製糸業などの産業振興のため、地域の資金を集める役目を担っていた。