学生主体の授業運営手法WS、実践編WS

2020年2月25日

芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター主催の「学生主体の授業運営手法WS、実践編WS」に参加した。大学教員になって、「教育」のためのセミナーや書籍を貪った。玉川大学出版部の書籍などを読み漁り、行き着いたのが「研修デザインハンドブック [ 中村 文子 ]」。初めて大学教員として主体的な学びをさせるためのノウハウが書かれている。3部作のすべてを購入して読み込んで1年を切り抜けた。

なんと、その著者が、昨年の夏休みに教員研修でお世話になった、芝浦工業大学の榊原先生の企画で登壇される。本はもちろんライブはもっとすごいはず。万難を排して参加することにした。

最新刊はこれ

さて、まずは恒例のまちあるき。

朝の豊洲駅。地下鉄から降りて外界の天気をわからずにオフィスにむかうのかな?

今日は晴れてますよ。

「豊洲」って関東大震災の時に埋めた土地が豊かになるようにつけられたと聞いたことがある。そこは緑がいっぱい。でも、木々はコンクリートの間から出ていて苦しそう。

芝浦工大は大きなキャンパスを構えていた。芝浦、大宮、豊洲にキャンパスを構える躍進する大学。

まだキャンパス建設が続く。

トンボが飛んでいる?

研修会場についた。講師は中村文子氏。

トレーナー養成ワークショップのテキストを頂いた。内容は書籍にそってはいるが、ライブはやはり違う。4月からの授業で活かせそうなトピックスがばんばん飛び込んでくる。

覚書の意味も含めて、いくつか書いておく。著作権があるので、聞いた人しかわからないように項目のみ記述。ふふふ。

講義前には、音楽が流れている。オリジナルタイマーが出ていて静かに時間管理されている😁。テキストにあるとおり自己紹介は後回しで、まずはクイズからスタート。最初と最後が記憶に残りやすいことを伝えるため。クイズ自体も講義に関係しているもの。

名札を配られて、シールを貼っていく。ご褒美ポイントといったところ。発信側と受け手側で同じように発想していない。自己紹介の方法など、小さなティップスが参考になる。実にスムーズ。リーダーを決める、その決め方についても工夫がいっぱい。

参加者にも、役割を提供していく。エアコン係、配布係、ハウスキーパー、休憩係など。参加意識が高くなる。今回はエアコン係が一番ラクだった😁。

COREがキーワード。C クロージング、O オープニング、R リビジット 復習 E エナジャイザー。主語は学生。ラーニングパートナーを指定する。同じ分野の方と共有し学びを深める。

トランプを選び、休憩時間を決める。ここでも選択権が受講者にある。楽しい空気感ができてくる。自分の学びに戻していること。絵に書いて共有していく。

振り返りを行う、絵を見て確認する。それによって学びが深くなる。時間の経過とともに忘れるという感覚、絵を組み合わせると覚えられる。写真、映像、アイコン、忘れにくくするコツ。忘却曲線、ヘルマン・エビングハウス。メラビアンの法則。立ち上がって話をする。立ったほうが血流が良くなる。エナジャイザー。眠くなったら立って議論して、深く理解させるためには、緊張感は邪魔をする。

アウトプットをリビジットに入れる。経験、気づき、理論の順番。理論、気づき、経験。EATで組み立てるメリット。間近に感じる、興味関心がでる。主体的な学び。アンケートは少し前に配る。最後もアンケートで終わりにしたくない。新聞を読んで、それを他の人に説明させる。ほめちぎる教習所。ブレーキを踏んだタイミングが早かっただけ!。 質問ありますか?はだめ 今から2分間、質疑をディスカッションしてからリーダーに出してもらう

2日目。実践編 アカデミックパッケージ。

  

パイクの学習の法則#1を共有するところからスタート。リビジットをいつもやってはどうか。どうやって振り返りを行うか。グループワークをさせることも重要。復習をこういった形でやるのはいいな。

8分を超えると、他のことを考える。だからアクティブにする。今リーダーの向かい側の人にリーダーをやってもらう。今日のラーニングパートナー。本質が抜けるとだめ。授業デザインの検証。自分の言葉で話すとひらめく。悩んだら目的に戻ることが重要。座席指定にしたほうが学びが深まると思う。点数ではなく、理解をしてもらうことが重要。

ワークをやったあと、Top3を選ぶ。知らない話は発問しても無理。知っている話じゃないとできない。準備は大変、2年目以降は楽になる。当日手が抜ける。思考が途切れることなく話し続けるのは大変。リーダー決めて→課題をやって、経験から→その中からいくつかレベルアップする→最後に資料を渡して説明する。顕著になるから対峙しなくてはいけなくなる。大事だと思う点をセンを引いてみてください。というだけでも学びが進む。発問は想定される返答を想定した上で行う。予習したあとの確認用の発問を考える。発問を事前学習にする。選択肢からそれはなぜでしょうか?クローズドクエステョンよりオープンクエスチョンにする。広げたいので 終了ではなくありがとうございますという。難しい問題がくると止まるので、簡単な質問を重ねていくこと。参画の一つの方法が発問ということ。座席指定をする理由は、社会に出たらたくさんの知らない人と知り合う。

ファシリテーション。中身に集中するとプロセス見てない。先生のファシリテーションは、前向きな発言、笑顔、チャートを用意してあった、音楽、時間管理、ツール、おもちゃ、意見をいいやすく導いてくれた、ラーニングパートナー、いつもと違う人とやる。メンバーは固定するとあまりよくない、安心して話せる環境を作る。リーダーの決め方、活動のバリエーションがあった、五感を刺激することが重要。香りが大事、触るもの、圧がなかった。リビジットになるものは貼る。パワポを止める、ブラックアウト。

プロセスチェック→大人数をのときの座席の決め方。自由席、選択の自由だけど後ろで空気が淀む、アクティビティで席替えをやるとか。同じ列ではない人と5人組で座りましょう まずはペアーのワークにする。無関心な人が多いときは、立たせるなどの工夫をする。Aの人座ってくださいとする。チーム対抗で競争をする。動きを伴っていくこと。めげないことが大事。信念が必要。人には考察タイプと参画タイプがいる。

グループの人数、5,5,6にするかな ハテナソン。オープンとクローズドと2軸で考えるといい。グループワークが評価に関わるかどうかが重要今日の気づきを5つ上げる。そのうえで共有するというクロージング。自分の言葉で話すとひらめく、発問⇔返答、無理せずペアでやる、動きをつける。エナザイジャー、ファシリテーションの小さな工夫。

Bob Pikeは1,000人の講座で講義形式の講座でも満足させることができた。影響を与えることができた。

みなさんと学習環境を共有したほうがいいですねと問いかける 参加者ができることは講師がやらない。役割だと認識させること。リーダーとよんで、そのレベルを下げるようにする。

アクションアイデア(そのときに思いついたアイデアを記入する時間と用紙が用意されている)

  • オープニングが重要
  • プロセスコントロールが大切
  • グランドルールを作成する
  • 名札、飴、音楽、タイマーの準備
  • 地域金融論だとすると、通帳か札束がいいか 1回目の授業で札束を配るとか。その札の枚数で成績をつける
  • まとめを絵に書かせて、それをペアで共有する
  • 最初に嫌な緊張感がでないようにする 指名はしない ということを最初に共有する
  • 金融機関に実際に訪問してもらい、調べ学習をした上で、気づかせてから理論を説明する
  • 前半は、社会の仕組みを共有することからスタート
  • 重要なことを最後のテストをイメージしておいて、それらについて繰り返し学ばせることが大切
  • 関連付け、書いて覚えて、かたまりにする、6回復習、変わったもの このパタンで繰り返し行う
  • 全員ゼミ長、1ヶ月に4名ずつゼミ長になる。4人の基本リーダーを中心に分ける。班の名前を決める。その後、自己紹介などを行う。カードを配る、名札を配る。時間制限。班ごとにカバン持ちを対応させたらいいかな。レポートの確認も共有したらいい。ラーニングパートナーとしてお互いに見せ合うことにする。
  • 社会人を読んで話を聞く 社会人の前でプレゼンする 毎回4名実施。月に1回はプレゼンする。プロデュース力のパラメーターは → これを因数分解する(現場力、課題把握力、プレゼン力、企画力、関係構築力)これらのパラメーターを付けていく。納期は守ることも重要。