長谷工マンションミュージアムに行ってきました

2020-10-23

長谷工マンションミュージアムに伺った。

多摩センターから10分ほどの場所。KDDI、JUKI、ミツミ電機と大手企業が軒を連ねている。ニュータウンのイメージが変わる場所。ライフタウンに変化し始めている。

エントランス。他の企業はオフィスビルという感じだが、こちらはちょっと変わったデザイン。

受付で検温をして、ロッカーに荷物を入れてギャラリーで一服。

まずは企画展示スペースから見学。

続いて「はじまりの物語」という360度シアターを体験。

集合住宅の歩みを学びながら、

古いドラフターも展示。家にあったな~。

最後はこれからの住まい。東京ガス、ソフトバンク、YKKAPとの恊働スペース。以前訪れた中国からの見学者に「これからの住まいではなく、中国ではすでに当たり前の姿ですよ」といわれたというエピソードを聞く。最先端を展示するのは確かに大変なことだ。

続いて、グループ技術研修センターを見学。ここからは江口館長にご案内いただいた。OWL24。全国の長谷工マンションの管理業務をこちらで行っている。フクロウのように24時間、360度のチェック。都心にあったが手狭になったので、都心からも近く地盤が強いこちらに移転とのこと。

マンションミュージアムも素晴らしいがこちらも面白い。ライフマネージャーと呼ぶ管理員やクリーンスタッフ(清掃員)などの養成のための研修施設。市販の洗剤などの研修もある。

マンションの管理システムを実際に体験できたり、

掃除をする順番なども研修している。

非常ボタンも鳴らしたことがなければ、現地で対応に苦慮するはず。

トイレが詰まったなんていう相談にも、仕組みがわかっていれば対応できることも多い。

下手な住宅ショールームよりもわかりやすい。

蛍光灯をかえるなんていう業務もある。これだって脚立にのってかえるには一苦労。ここで5日間研修を受け、現地で6ヶ月働いた後、また5日間ここで研修を受ける。このやり方も実に現場にあっている。参考になる。

隣の棟のテクニカルセンター。実物大のマンションを作って、音や熱などの検証を行っている。

2階の足音がうるさいとか子供の鳴き声が気になるとかいうことを実験。どのくらいの床厚にするといいかなどもデータで検証。

2時間強。一瞬の見学だった。管理組合の方々、マンションのリフォームを検討している方、共同研究をしたい企業の方々、学生などなど、おすすめの場所だ。

地域企業との連携のHUBになることや企業研修の誘致など、ゼミとしてもかかわれそうなことがありそうだ。