横須賀市の指定金融機関はなぜりそな銀行か?

2022/6/26

横須賀市の指定金融機関は、株式会社りそな銀行である。りそな銀行と言えば、5つの都市銀行の中の1つ。でもなぜ、横須賀市だけりそな銀行なのだろう。

りそな銀行横須賀支店は、1914年6月15日。横須賀市に現存する金融機関の中では一番古い。市役所や支店に聞いてもわからなかったので、横須賀市の図書館を訪ねた。

郷土史コーナーで、横須賀経済経営史年表新版(横須賀商工会議所創立60周年記念特別委員会)という資料を見つけた。横須賀の農業・漁業、工業・建設業、商業・金融業・運輸業・電気ガス業・サービス業について年表形式で整理されている。

1914年(大正3年)6月15日のところを見ると、株式会社不動貯金銀行横須賀支店開設(旭町)とあった。不動貯金銀行は1900年(明治33年)に設立され、日本貯蓄銀行を経て、協和銀行、協和埼玉銀行、あさひ銀行、りそな銀行と歩んできた。1914年末の市内銀行数は14行。預金量順(預貸率)には、第二銀行(11%)、関東銀行(89%)、武相貯蓄銀行(126%)、横須賀商業銀行(100%)、鎌倉銀行(100%)とある。

現在の横須賀中央駅のペデストリアンデッキの上から、りそな銀行の逆側を見ると、スルガ銀行(1918年開設)と横浜銀行(1932年開設)が並び、かながわ信用金庫(1924年開設)、湘南信用金庫の本店(1951年開設)がひしめいている。

先ほどの、 横須賀経済経営史年表新版をもう一度見返すと、1903年 第二銀行旭町支店開設、三井銀行横須賀支店閉鎖、1904年 日本実業銀行横須賀に移転、1905年 相模共栄銀行横須賀支店開設、1906年 戸塚銀行船越支店開設、横須賀商業銀行設立(市内に本店を持つ唯一の銀行)、1907年 共信銀行設立、1910年 関東貯蓄銀行横須賀支店開設、1912年横須賀共栄設立、日本実業銀行横須賀支店、汐入支店開設・・・と続く。