山梨中央銀行東京支店

2022/5/2

JR神田駅のほど近く、こぢんまりとしているが重厚感ある銀行建築が現れる。山梨中央銀行東京支店である。

1929年に竣工した旧第十銀行東京支店時代からの建物とのこと。2003年には「千代田区景観まちづくり重要物件」として指定されている。

山梨中央銀行は1874年に開業した「興益社」が前身で、1877年に「第十国立銀行」、1897年に私立「第十銀行」となった。1941年12月1日に「第十銀行」「有信銀行」の合併で「山梨中央銀行」となり現在に至る。地下室があるようで、防空壕にも活用されていたようだ。

この日は平日で店内を見学することができた。ガラスをはめ込んだ木枠の扉を手で押し開ける。大理石貼りのカウンターが贅沢だ。天井は 2 階の高さまである。山梨の地域情報リーフレットも設置されていた。都民への観光PRも欠かさない。コンサルティング拠点の機能もあるようだ。(K)