工作機械商社のまちづくり最新事情_第4講目
2023/6/1
今回のゲストスピーカーは、株式会社テクトレージの代表取締役、林充氏である。テクトレージは、工作機械の販売を行う中小企業であるが、その事業内容だけではなく、産学連携や地域貢献など、多方面で活躍している。林氏は、自身の経歴やテクトレージの経営理念、事業展開などについて語ってくれた。
今回のゲストスピーカーは、株式会社テクトレージの代表取締役、林充氏である。テクトレージは、工作機械の販売とメンテナンスを行う中小企業であるが、その事業内容だけではなく、産学連携や地域貢献など、多方面で活躍している。林氏は、自身の経歴やテクトレージの経営理念、事業展開などについて語ってくれた。
林氏は、いくつかの転職を経て、2008年にテクトレージを設立した。テクトレージは、工作機械の販売だけでなく、工作機械の導入に関する補助金や助成金の申請支援も行っており、中小企業の経営改善に貢献している。産学連携や地域貢献にも積極的で、多摩大学と連携したプロジェクトなどを行っており、学生たちに製造業の魅力を伝えている。
林社長のことは、ユニークな地域未来牽引企業があるということで、国の外郭団体から紹介された。厚木の工場に学生たちと訪問した。地域未来牽引企業であり、東京中小企業投資育成から投資も受けている従業員44名の工作機械商社??。いったいどんなことをやっているのか?
私の覚書
- 工作機械商社の最新事情をじっくりとお話しいただく。販売だけでメンテナンスはメーカーがやる。車のディーラーとは違う。ブローカー的な要素が強くなるのは必然。
- 職人気質の中小企業製造業の補完、支援をやっている。ほぼ信用金庫の事業支援と同じだと感じる。
- 工作機械商社は斜陽産業。しかし「可能性」を感じて起業。
- 工作機械商社や工作機械メーカーであれば、ここに商機があると考えるのではないか。
- 補助金を活用した工作機械は中古では売れない?
- サラリーマン時代の様々な(どん底)経験、出会いの大切さ。
- 人ができないことを行うのではなく、人がやりたがらないことをやる という姿勢。
- 工作機械商社のつなぐ力
- 人がやっていないからこそ取り組み姿勢
- ちいさなつながりから大きなつながりが生まれている。こういうことをやっているからうちに話が来る。
- 能力よりも人柄を大切に。
- 自信と自身を持つこと
- 無償でつける付加価値のプライド
- 直接収益があがらないものでも、継続することでボディブローのように効いてくる
- 社長が営業しない
- 社会貢献でも事業の付加価値のためにやるのでもなく、地域のつながり、価値を作る会社 まちづくり