甲斐市の産業振興とまちづくり

2020-09-17

甲斐市商工会にお邪魔した。甲斐市は竜王町、敷島町、双葉町が2014年9月に合併してできた自治体。人口は7万人強で増加している。甲府のベッドタウン。茅ヶ岳や昇仙峡の玄関口ではあるが、交通機関の動線の関係で竜王の駅を使う人は少ないようだ。主力産業は建設業。製造業だと螺子や金具関係を扱うところも多い。コロナの影響も大きく、建設業は今、製造業はこれから出てきそう。飲食店は一時よりは戻ってきたがやはり厳しい。

東京エレクトロンNEC山梨など大企業との取引や勤務する人も多い。企業誘致とまちづくりの関係。とても重要だ。中村建設のリサイクル事業や超キレイな自動車修理工場「イチムラボディーショップ」など魅力的な企業もある。

甲斐市商工会は職員数15名。商工会は山梨県に23箇所。商工会間での異動がある。事務所横の応接室でお話しを聞いていたが、電話と来客がひっきりなし。時折聞こえる温かい言葉や対応に思わずそちらを見てしまう。

創業支援の状況も伺う。最近甲府駅前にコワーキングスペースができたとのこと。また韮崎にはアメリカヤという興味深い取り組みがでてきている。この辺との連携をしながらすすめていきたいところだ。

桑を活用した商品開発を行っている。入口付近にはたくさんの商品が並ぶ。入れていただいたお茶も桑茶。おいしい。

「甲斐の桑茶」で商標登録もしてある。全国地域ブランド総選挙にも参加。地元の学生が地域団体商標権者等への取材を通じて知り得た地域商品やサービスの魅力をSNS上で発信するとともに、今後の新商品や新ビジネスのアイデア、PR方策等を競い合うコンテスト。この企画関わってみたいな~。

幹部の方に多摩大学やゼミの取り組みをお話するが、すぐに理解して頂ける。甲斐市だけでなく山梨県全体を俯瞰しながら戦略を考えているのだと感じる。こういう商工会の会員さんは幸せだ。

ランチは升亭。注文してから炊いてくれる。おすすめの五目釜飯。

韮崎まで送っていただく途中で、南斜面に広がる桑畑に寄り道。最近収穫した畑。昔は多摩もこういう畑が広がっていたのだろうな。商工会ではじめた事業。これからどう民間に引き継いでいくかだ。