川崎市の中小企業の現状とこれから
2020-06-17
大学のホームゼミで、元川崎市経済労働局長の伊藤和良氏に講演いただいた。
テーマは「川崎市の中小企業の現状とこれから」
学生だけではもったいないので、ゼミの顧問や大学の教職員にも声をかけたところ、学生16名と顧問4名、教職員2名の参加となった。オンラインなので、こういうことが容易にできる。
参加者はチャットを活用して気づきを共有。
16:36:23 : 直接会って話すということで 本音が聞きだせるということですね。
16:37:01 : 中小企業が多い川崎ならではですね
16:37:16 : 中小企業も海外に展開している
16:38:19 : 大手の企業の力が落ちている
16:38:27 : 現場に赴くことで得られるものがある
16:40:00 : 現場からの多くの学びは貴重な財産です
16:40:45 : つながりを今までに作ってたからこその助け合い
16:44:19 : 経営者の従業員を想う気持ちの大きさ
16:45:43 : 現場の本音は現場でしか聞けない
16:48:26 : 工業地域から住宅地域に
16:50:08 : 若手経営者と若手(市役所)職員の絆
16:50:55 : 若い人達の力は大きい
16:51:20 : 30年前のエネルギー、今に何を残したのか
16:54:14 : 一人で考えるより若い人達が交流して考えることでよりよい新しい物や案が出る
16:54:51 : 川崎元気企業 3部作
16:56:28 : グローバルな観点そして謙虚な姿勢で寄り添うことが大切なんですね
16:57:28 : 京浜地域クラスター
16:59:00 : たくさんの技術が合わさって物ができている。
17:01:24 : 後継者不足
17:01:58 : 地域企業の手助け、搾取され続けないように
17:01:59 : 後継者を育む環境の重要性。95%が事業継承
17:04:17 : つなぐ力
17:07:14 : 川崎市の製造業社は洗練されて今に至る
17:10:34 : 海芝浦駅に東芝の向上があります
17:10:48 : 工業制限三法
17:16:46 : 今だとパナソニックの研究機関も川崎駅に立地してますね
【感想】抜粋
- 今回のお話の中で一番印象に残っていることがあります。それは、地域の振興とは何かという問いに対し、「地域の価値を認識し、その地域の優れたものを磨き、他に対して貢献する。そうした地域のみが発展する」と仰っていたことです。それぞれの地域には、特色があり、その地域特有のものがあります。それがなくならない様に、磨き上げて更に成長させることが大事なのだと改めて思いました。
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訪ね歩きを「今日は誰に会えるのか」とおもいながら回っていたこと、様々な企業が多くの過程を経て一つのものが完成するのであり、一つでも欠けてしまっては成り立たないものがほとんどであるということに一番記憶に残りました。
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伊藤さんの現在の活動を聞き、私たちの活動の見本である感じました。私たちは現在長島先生のカバン持ちで多くの企業に訪問しています。私はまだ数社しか回っていません。すでに回ることの大変さを痛感しています。今回の話の中で450社訪問しているとおしゃっていた伊藤さんの話を聞いて弱音を吐いている場合ではないな、もっとタフにならなければいけないなと思いました。
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地域について調べていくうえで大切なことは、その地域の長所や短所、どのような問題を抱えどのように解決していくのか、表面的な物の建前で解決していくのではなく、問題に真正面から向き合って行くことで、その地域の問題解決に全力で取り組めると思います。
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「ものづくり共和国」という言葉(組織)が印象に残りました。国の都合により、多くの中小企業が無くなっていった中で、「何かをしなければ」という思いを持った人たちが集まって地域のために行動するという点に当時の方々のエネルギーを感じました。そして、そのエネルギーが今の川崎の基盤となったということから、人が一丸となって何かを成し遂げようとするということの大切さというものを学ぶことができました。
- 今回の講義で、以前より中小企業への関心が高まりました。これからのゼミ活動で取り組んでいく地域企業研究では、有名な大手企業ばかりにスポット当てるのではなく、中小企業にスポットを当てて魅力を見つけたいと強く思いました。
現場が大切だということがしっかりと伝わった。
伊藤様ありがとうございました。