まちづくり最新事情3 テレワークによる地方創生

2020-06-18

多摩大学大学院の授業「まちづくり最新事情」。

今日の品川の街。16時。人は少ない。

第3講目は、企業・NPO・市民によるまちづくり・つなぐ力② 株式会社コミクリ 代表取締役社長 佐藤弘人 氏にインタビューを行った。

1人で品川の教室から配信。大きな画面に佐藤社長登場。1時間も前に入って頂けた。Zoomをあまり使わないようなので、Zoomレクチャー。ITの社長にITツールの説明ができたのは誇らしい😁。

時間になり全員集合。

S1で自己紹介。ふるさとの話からサラリーマン時代、起業のきっかけの話。仕事がうまくいくうちに忘れ始めたものがあった。「ITでふるさとを変えられないのか」。

S2は高齢の「今回の講義で伺いたいこと」。アイスブレークの意味も含めて受講生からの自己紹介。地方分散、町の電気屋の存在意義、収益とまちづくり、コミュニティハブ、地域の人の巻き込み方、ふるさとをどうするか、行政の仕事のやり方、地域の方々の気持ちをどう変化させるか、などなど。

S3からは佐藤氏が考える、ITがつなぐまちづくり。人と人、人と情報、人と地域。安く作るだけでは意味がない、地元に仕事を作る仕事。地域をつなぎ、足りない「信用」を付与している。

休憩をはさんで、S4では地方創生とまちづくり。と繋がっていく。地方できっかけを作り、仕組みを作り、仕事を作り、幸せを作っていく。それをビジネスの手法を使って適切な収益を得ながら推し進めていく。コミュニティ・ビジネス、ソーシャル・ビジネス。

想いのある企業によるまちづくり。受講生にも伝わったようだ。終了後も質問が止まらなかった。

【受講生からの声】一部抜粋

  • コミクリ佐藤さんのお話を聞かせていただき一番に感じたことは、心からこうありたい、世の中を変えていきたいという思いが強ければ強いほど、思いが伝染して形になっていくのだと実感しました。また、「地場の人たちが地場を支える」、地元の魅力をもう一度考え、気づきからどうやってふるさとをもっとよくできのか立ち止まって考えるきっかけをくださったことに感謝です。地元に帰って同級生とこういう話をし、実際にふるさとをもっと輝かせる一歩が踏み出せればと想像がふくらみ、心が躍りました。
  • 今回コミクリの佐藤さんのお話を拝聴し、自分の中で『地方創生』に対するイメージがより明確になりました。以前から、何故満員電車に乗って月曜日から金曜日まで早起きして毎日会社に通うのだろう、家で仕事が出来たら家族や子供との時間を充実させられるのではないか、など働き方に対する個人的な疑問を持ち続けていたのですが、仕方のないことだ、皆当たり前にやっていることだ、私みたいなスキルの無い人間は自由に働き方を選べるはずがない、と思っていたので自分の口から上記の疑問を誰かに対して問いかけた事はこれまで一度もありませんでした。ですが今回佐藤さんに出会い、私が世に対し疑問に感じていた事を一つ一つピンポイントに解決してくださった様な気がして大変心がすっきりしました。佐藤さんのおかげで世界を広い視野で捉えられるようになりました。
  • 今までも一から事業を立ち上げた方のお話を聞いたり、一緒に仕事をさせていただく機会があったが、共通しているのは人を動かす熱い想いと、行動力だと、改めて感じた。
  • with コロナで社会が変わる今、中央という概念は無くならないまでも、薄れると思う。 働き方の多様性により、佐藤さんが提唱する「地方で首都圏を支える仕事の仕組み」という考え方は、今後さらに地方にとって〝爽快な追い風〟を作り出すきっかけになるだろう。 生まれ育った故郷で働くことが地域を支える当たり前になる近未来を見極め、同時に多くの地方の人材が共感しはじめたときイノベーションが起き、魅力ある新しいビジネスモデルが構築され、本当の「地方の時代」がやって来ると信じて止まない。
  • 技術を観光分野で応用することで、新たな可能性があるのではないかと私自身そう思ったし、今後の私の活動の中で、こういった最新技術に対して、アンテナを張り、吸収していきたいと思った。