都立高校生の職場体験事業について
2024/8/8
都立高校生のための職場体験 ジョブキャンプ2024という事業がある。東京都教育委員会が主催している事業だ。ご一緒している高校からもこの話を聞くことが時折ある。受託事業者はパーソルテンプスタッフ株式会社だったので、先日大学と連携協定を締結したばかり。ざっくばらんに意見交換を行った。
今年度は、都立高校のうち、スキルアップ推進校15校とビジネス人材育成推進校10校に通う全学年の生徒。
スキルアップ推進校 |
大森高等学校、深沢高等学校、田柄高等学校、光丘高等学校、青井高等学校、多摩高等学校、野津田高等学校、武蔵村山高等学校、羽村高等学校、五日市高等学校、板橋有徳高等学校、蒲田高等学校、足立東高等学校、東村山高等学校、秋留台高等学校 |
ビジネス人材育成推進校 | 芝商業高等学校、大田桜台高等学校、第一商業高等学校、第四商業高等学校、千早高等学校、葛飾商業高等学校、江東商業高等学校、第三商業高等学校、第五商業高等学校、足立高等学校 |
生徒からの申込 → 1日目事前研修3時間 → 2日目職場体験3時間 → 3日目職場体験3時間 1ターム4名以上で体験当日はファシリテーターが引率する手厚さ。これができたらいいな~と思うが、コスパが全く合わない。ボランティアにも限界がある。
高校生は6つの業界テーマから選択する。業種業界をいきなり言われてもわからないところを上手に再編集している。
食べる | もてなす | 創る | 支える | 楽しむ | 届ける |
飲食サービス業・外食産業など | サービス業・生活関連業・宿泊業など | 製造業・建設業・農業・林業など | 医療・介護・保育・教育・学習支援など | エンターテインメント業・スポーツ関連業など | 情報通信業・卸・小売業・運輸業など |
プログラムテーマは4つ。座学、体験、提案、ディスカッション。
参加企業の参加費は無料。ここに多少問題あり。高校向けの「ガイダンス」といわれる事業がある。高校生を集めて大学がブースを出し紹介するというもの。段取りをしている事業者に大学がお金を払っている。
北多摩エリアには35社、南多摩エリアには18社、西多摩エリアには29社となっている。
東京都が永遠に続けてくれるのであればとてもいいサービスだ。だが予算が切れた瞬間にどのようにするのか?現場にノウハウが溜まらないサービスだけに不安はある。
多摩大学で行っている、教職員会社見学会や探究の授業のお手伝いとも連携しながら、将来を見据えた形でのコラボが理想ではないかと感じた。
高校や高校生の課題解決のために民間企業が知恵を絞ると素晴らしいサイトはできる。ただ、継続できる予算でどこまでできるのか?ここにもまた産学連携のヒントはある。