多摩市社会福祉協議会「と老人」

2021-05-28

多摩市の社会福祉協議会の皆さんをお迎えし、シリアスゲーム「と老人」の試遊会を実施した。

出原先生との共同研究の成果物「と老人」。ジェロントロジー → ジェロンとろじー → ジェロンと老人と変化した。

グラフィックデザインの浪川さんや、タスナニカのJiroさんにもかなりお世話になって完成できた。

世界に8つしかない貴重なシリアスゲームである。

今回は、多摩市社会福祉協議会の皆さんにお集まりいただいた。学生には事前に社協の概要を説明した。一般の人にはこの組織の概要を知っている人は少ない。社協や民生委員など、地域を支えているたくさんのしくみがある。

まずは、私から共同研究の概要説明をしたあと、

出原先生から、ゲームの説明。聞いただけでは10%くらいしかわからない😁。

手伝ってくれた、ゼミ生の藤田(和)と名古が自己紹介。

カードを配布。ゲームを始めるときに「ジェロ!」と掛け声をかける。

福祉の現場に関わっている方々なので、リアルな場面をイメージしながらゲームは進む。しかし、ゲームが進むに連れ、内容より勝ち負けになってきた。ゲームの中盤や最終段階で、社会課題との関わりをもてるようなワークを入れたほうがいいと思った。

出原先生は、「お金を払って人を連れてくる」という設定が相当に筋が悪いと気づいたようだ。今後ルールの改良予定。

今回もたくさんの気づきを得ることができた。

社協の方からは、「高齢者と」ということがコンセプトになっていると思いますが、地域活動にスポットを当てて、高齢者だけでなく大学生や子育て世帯など、担い手不足が課題になっている地域活動をどのように進めていくのかを考えていけるようなものもあると、地域住民の皆さんと実践しながら、地域活性化に繋げていけるのかなとも感じました。という感想も頂いた。

地域の中の大学。学生にとってわかりやすいものをやるのではなく、わかりにくくても理解ておいてほしいことを伝えていきたい。そのためのツールとしてシリアスゲームは重要である。

以下は感想ときづき

  • このゲームのコンセプトはなんですか?年寄りの能力の活用
  • ゲームに夢中になってしまった
  • 地域の方の魅力を発見するのにいいと思う
  • 特殊老人 こういう人いるなと感じた 特殊老人が重要
  • 特殊老人はお金がかかるけれど 取り入れなくてはいけないということ 気づくことができる お金ではない 役割が重要 役割でやる気になる
  • 勝ち負け 振り返りワークショップが重要 ゲーム
  • 特殊老人 人が人を呼ぶという つながりが掘り出されるところが面白い こういう機能が必要
  • イベントカード ミッションにつながるようにいれたほうがいい 現実的要素を加味するといい
  • このチームを崩したくない
  • 一般老人が弱くていい
  • 高齢者だけでは難しい 机の上の整理 シートみたいなもの
  • ゲームは、社協の仕事に有効
  • 脳トレになる
  • 地域の方とやるのだとすると もう少しシンプルなルールがいい
  • 多世代をつなぐような きっかけになる
  • 民生委員とかもそう、地域の役割を知ってもらうことが重要
  • 自分カード を 自分設定できるのが面白いかも(リアリティ)