エーザイの力

2021-04-26

公益社団法人日本フィランソロピー協会の主催する「企業フィランソロピー大賞」で大賞に選ばれた企業にインタビューに伺った。

場所は文京区小石川。地下鉄茗荷谷駅から徒歩ですぐ。駅を降りても製薬会社の本社があるとは思えない雰囲気。静かな高級住宅街。元は創業者である内藤氏の自宅だったとのこと。それなら頷ける。本社にお金をかけないという方針で今までやってきたとのこと。今の社長は3代目。

こちらは小石川ナレッジセンター。東京研究所はつくばに移転。岐阜県には工場もあり、内藤記念くすり博物館もある。癌と認知症の薬に絞って製造販売を行ってきた。製薬企業というより、病気の課題解決を行っていく企業になろうとしている。

エーザイといえば「hhcヒューマンヘルスケアのエーザイです」というCMを思い出す。

知創部」現在8名で運営。現在の部長が5代目。就業時間の1%を患者さんに貢献していく。時間で言えば2,3日。定款の中に企業理念を入れた初めての会社。野中先生の助言があったようだ。株主とも共有できているところがすごい。

たましんにいたころ、連携をしたいと言われたことを思い出した。製薬会社がなぜ?と思った。今では167自治体と認知症連携を行っている。使命→結果→実績の順番を間違わないように。

製薬会社といえば、お医者さん相手のエグい営業のイメージだが、それを払拭するためにしっかりとした理念をもち、そして継続してきた力を感じた。信用金庫の経営とも共通だ。