withコロナ・まちづくりアイディア発表会
2020-08-15
大学院の授業が終了した。7回の講座。受講生の学びはどうだったのか?行政のまちづくり3名、民間のまちづくり3名の事例をヒアリングした。そして最後に「withコロナ・まちづくりアイディア発表会」を行った。
インタビューを受けていただいたゲストも審査委員として登壇してくださった。ここがお願いしやすいのはオンラインならでは。
13人のテーマはこちら。多種多様な切り口からの発表だった。
- 四万十プロジェクト
- アフターコロナ+防災の観点で避難所の設備を整える
- 子どもたちが自治の継承者になる まちづくりのための遊び場づくり
- 高齢者達に関する教育
- 【まちづくり】に向けた【定常経済(成長しない経済)の豊かさ】の実現について
- 寺社を活用したコミュニティ活性化
- 岐阜県高山市への空き家を活用したまちづくり提案
- 持続可能な街づくり「花巻市」
- 音楽×日本遺産を活用したまちづくり
- 私が思う理想的な新大久保エリア
- コミュニティコーディネーターが ひと しごと まち 地域 を繋げます!
- 三方良しの地域社会づくり 格差を個性に。つながりを融和に 誰もが成長できる地域社会に
- 「孤独な時間」から「心豊かな時間」へ
私からのコメントは以下の通り。
最後に全体の感想はこちら ご意見は来季の授業に活かします。
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オンラインのみでの受講となりましたが、長島先生とゲストスピーカーの皆様の只管熱いコメントに圧倒され続けた半年でした。公共性の高い取り組みには我が良し、他が良し、地域良しの三方良しが必要であることも学びましたが、成功のためには熱い思い、冷静な論理と仕掛け、地元への愛の「志の三方良し」が必要だと実感しました。
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企業・NPO・市民によるまちづくり・つなぐ力、行政によるまちづくり・つなぐ力と、先生をはじめ多彩なゲストスピーカーの方からのリアルなご講義は大変有意義な授業でした。まさに自身の取り組んでいるプロジェクトと重なり、毎回ワクワクしながら、受講することができました。先生との出会いはもちろんですが、すばらしい事業を手掛けられているみなさんとつながることができ、これから何かご一緒できることがあれば幸いだと思っています。
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本当にあっという間の全7回の講義となりました。オンラインによる不安はありましたが、結果として不安も杞憂に終わり、オンラインだからこそ資料共有がプロジェクターとは違い見やすかったというメリットもありました。そして、まちづくり全7回を通して、民間、行政、金融とそれぞれの立場からどうまちづくりに関わっているのかを総合的に、そして俯瞰的に学べたことは、単なる知識としてではなく、実際の現場の空気感を知ることができ、とても有意義な時間でした。だからこそ、それぞれの立場を越えて、繋ぐ人の存在が重要だと感じましたし、一筋縄ではいかないまちづくりの魅力を知ることができました。
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多くのゲスト講師の方に直接お話を伺えて、毎回大変学びの多い時間でした。講師の方々もこの授業のためにかなり本気で準備をしてくださって、とてももったいなくて感謝の思いがつきませんし、みなさんがそれだけ情熱を持って取り組まれてきたということの裏返しと感じました。インタビューを録画していると思いますので、ぜひ編集して「まちづくり最新事情〜多摩大学M BAクラスの授業から」として出版した方がいいと思います。
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先生の授業から色々なまちづくりの知識を勉強しました。今の時代にまちは単なる住んでいる場所ではなく、ビジネスとか、まちにいる地域とかにも関係があります。更に、様々な課題が出てくるその課題を解決できるようにもっと頑張りたいと思います。
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皆さん、「それぞれの関心事、興味」があることを、改めて認識した。その幅や主張の面白さが分かった。この機会に、皆さんのテーマに関して、突っ込んだ議論をしてみたいと感じた。個人的には「農業関連」を中心とした、「まちづくり=むらづくりへの回帰」的なテーマには大変関心を持った。
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「まちづくり」は官民で協働して行うものなので、自治体の講師と民間の講師がバランスよく入っていたのは良かったと思う。ただ、講師が殆ど多摩地域からであったため、内容には偏りがあった印象がある。最後のプレゼンでも地方をテーマに取り上げた人が多かったので、都心や地方都市、農村部など幅広く「まちづくり」の最新事情について学べる構成にした方が良いのではないか。
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「まちづくり」について学ぶには、実際にその場所に行って、見て、感じることが必要である。多摩地域に殆ど行ったことがない私にとっては、スライドを見てお話を聞いても、今一つピンと来ない感じがあった。もし来年コロナが収束していたら、土曜日か日曜日の午後を講義日として、1,2回は現地で講義を受けるという形にしたら、より多くのことを学べると思う。
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最後のプレゼンは、それぞれが異なる問題意識やアイディアを持っていて、非常に興味深かった。講師の方々もお忙しい中ご参加くださり、丁寧にコメントして下さったことは大変ありがたい。UMUにより、評価やコメントがリアルタイムで見れることで、全員のフィードバックが得られるのでとても良かったと思う。
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行政の街に対しての課題認識、地元が求めていることをよく観察をすることが重要である点、そして、持つ資源をよく把握しておくことと、資源に光を当てることがとても重要だと感じた。
- 数ヶ月という短い間でしたが、数ヶ月で終了してしまうという事で勿体ない授業であると率直に感じました。可能であれば後期も受講したい科目の一つだったので今期で終わってしまい大変残念です…。毎回様々なジャンル・職種で活躍されているプロの方のお話をそれぞれの視点から聞く事が出来る講義は恐らく大学院内に無いと思います。この授業が始まった当初は難しい用語が大変多く、一体私は授業についていけるのかという不安な思いを抱えていましたが、皆さん暖かく接してくださって大変有難い気持ちで一杯です。また事例を出してくださるゲストの方が大変多かったので、今現場では何が起きていて一体何が問題点なのかという事を理解し易かったです。
- 「まちづくり最新事情」という講義はどのような内容なのか?当初はある程度アカデミックな部分も占めるのかと思っていたが、東京都の多摩エリアと神奈川県の最新の「まちの様子」や「まちづくりの考え方」などを中心に、実際に実践している行政や企業、NOPが事例を紹介して参加者がダイアローグする場であった。 単なる情報のやりとりではなく、話し手と聞き手とが理解を深めながら、互いに共感や意識・行動の変化を引き出し合うコミュニケーションのあり方を学習した。 まさに〝みんなで討論会〟とサブ名称を付けたいくらい。 多彩なステークホルダーも魅力的であった。 以前までの宿題レポートに、その感動や驚きについては記しているので割愛させていただくが、さすが「実践知」の王道を行くがごとし!。 自分にとって、毎回の授業で世の中には〝上には上がいる〟ことをコテンパンに知らされたいい機会となった。
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「経営には教科書なんて役に立たない」という人もいる。 しかし、私は「選んだ教科書に書かれていることは正しい」と思っている。 教科書とは〝理論〟であり、それに裏付けされた〝実践知〟だと思う。 先ず本講義の講師陣、特に行政職員として活躍されている方がゲストスピーカーだったが、その理論は一流の学者が緻密な研究によって導き出された理論に基づいて考え抜き、確信をもって「まちづくり」を実践してきた方々だと印象を受けている。 その時現場はどう動いたか、どんな成果を上げたか?本授業では、その具体的な生きた事例が公開された。 その内容は「良き教科書」として、さまざまな分野の課題にも応用できそうだ。 一方、企業・NPOからの講師陣も同様だったが、 特に共感し考えさせられたのは、まちづくりの成功は「ひと」であるということ。 地域を支えるリーダーと人(同志)がどれだけ周りにいるかが鍵だ。 人間力(お人柄、調整力、志・・)は人を引き付け、人が育つ魅力のプロセスがあった。 これからも 「人×情報×地域」をつなげていくことだろう。
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今回の春学期でいろいろなお話を聞かせて頂き、今までいい街だな、いいアイディアだなと何となく見過ごし感じていたことが、裏の“からくり”を知ってから、世の中がクリアに見えてきました。知れば知るほどもっと知りたくなる中毒性な感じが、皆様がはまる理由なのかもしれないと思いました。また、戦略や努力の背景、まちやひとを想う気持ちが溢れていることも、まちづくりは本当に深いなとしみじみと感じました。
来年度も担当する予定。