地域金融論の授業について

2020-08-10

授業の成績をつけながら、振返りを行っていく。

最終レポートは「あなたはA市内の地域金融機関職員です。コロナ禍において、地元企業への新しい支援策を提案してください。」対象者を明確にして、つなぐ力を活用すること。

  • タクシー会社に融資して、タクシーの利用をコロナ期間だけ安く設定してもらい、コロナ感染リスクを避けるような活動を行い。タクシーでドライブイベントなども行う。外に出ないで景色だけで楽しめる家族層に向けたサービスを検討。若い層に向けたサービスは心霊スポット巡りなどのサービスを行い、年配層に向けたサービスはその家族のお墓参り巡りサービスなどを行ったりする。
  • 地域の飲食店や食材の卸売などに呼びかけ、オンラインで料理教室や食材の使い方をレクチャーする。対象者は金融機関を利用している主婦や一人暮らしの学生。参加してくれた飲食店には出資を行うことを約束する。飲食店だけでなく、オンライン中に参加者同士で意見交換などを行う場を作り、コロナが落ち着いたら実際の料理会を開くなどの企画をする。また、指導側の飲食店に参加者が訪れることで地域内でお金が回るようにする。プロの料理人、食材の卸、地域の主婦、金融機関の4つのグループを繋げる。
  • インターネット上にて希望を出した企業同士を、意見や事業内容を聞きながらどの企業と合わせたら良いのか考え、仲介役となってZoomを使って会議日時をこちらで決め、繋げる仲介役支援策。
  • 広告として一般人向けに広めたい企業に向けて、地域交流会のような形でZoom上で地域の方々に宣伝する場をこちらで作る。
  • テレワーク環境の設備に協力していただけそうな企業を探す。
  • A市内でコロナ対策グループを作る。主な運営は役所が行い、A市内のお店には全部声をかける。その中で、公園などを使って青空市場を行う。飲食店ならテイクアウト商品を売ったり、何か各お店が売り出す。
  • コロナによって失業した人を対象とした復職支援。失業してしまった人の勤めていた企業と関連した企業や類似した分野の企業に掛け合って復職を試みる。また、決まるまでの間は役所内でのイベントなどの手伝いとして雇う。
  • 対象者は個人飲食店とし、店に来られない方に向けた配送を支援する。
  • 契約して既に受けている債務の返済期間を伸ばす。
  • 今までの知識を生かしコロナで需要がある医療器具を作ってみるのがいいと感じます。そして自分が金融機関の職員ならその新しい事業の資金調達などを支援する。
  • 医療関係の企業を対象として金融機関と医療をつなぐ対策をするべきだと考えます。現在の新型コロナの状況から製薬会社と金融機関のつなぐ力を有効活用することで都内だけでなく様々な地域とつながることが可能になると考えます。金融機関は地域の企業とのつながりだけでなく、東京東信用金庫の場合は地方プロジェクトでつながっているということもあるので上手く融資や協同プロジェクトの企業とつながることで改善に近づくと考えます。
  • インターネットを使って企業と顧客が繋がれるきっかけを新しく作るためのお金を貸したりする。
  • 若者だけではしんどくなってしまうため年寄に自立してもらう。授業で言った通り買い物をしたらその買ったものを家まで届けるサービスや送迎付きのフィットネスジムなどどんどん増やしていき年寄にも自立させる場面を増やしていきたいと思います。
  • コロナ禍でも比較的に余裕がある企業で個人事業主やフリーランスの方を一時的に雇用してもらうようなシステムを構築する。
  • 地元企業は打撃をうけているので、支援するとすれば銀行と企業が共同して、地域の人たちと交流する機会を増やすこと。正確には、地域の交流を深めることで、企業に関する目をより一層深めることが重要になる。危機に陥っているからこそ地域で助けあい、つなぐ力を活かしていくことが大切である。
  • 取引先の企業の悩みや課題などを相談したのち、テレワークシステムなど悩みや課題を解決することができる会社などを紹介する。企業と会社の両者をつなぎリモートワークで商談や契約を行えるように支援をする
  • 今現在のようなコロナの影響で、たくさんの企業などが閉店などに追い込まれている。このような状況の中で支援を行うとするならば、私はやはり医療関係の企業に出資するのが一番の得策だと考える。理由としては今の状況で一番必要な施設は飲食などより医療関係の方が重要視される。
    医療関係の施設もたくさんあるが、やはり重症患者のいる施設を一番に、そこから横のつながりで薬などの開発や働き手の感染予防などに当てるべきだと考えた。
  • 中継ぎ事業支援策とは、困っている地元企業と比較的余裕のある企業をマッチングさせ、困っている地元企業へ投資を行ってもらう為の中継役を担う支援策です。
  • 新型コロナウイルスで最も被害を受けるのは貿易会社だと思います。それで私が考えた新しい支援策は輸出に困難を覚えている貿易関連機関のための多様な支援策を準備することです。例えば、現地のバイヤーと国内輸出企業を画像相談してくれることで、円滑な貿易が可能になります。企業間の貿易は、対面する場合がほとんどですが、今の状態では不可能なので、画像相談を通じて貿易をするのがいいと思います。また、貿易保険サービスを向上させ、新型コロナウイルス感染症への対応に迅速な輸出支援を行うべきだと思います。
  • 金融機関と地元企業が連携して、お金のことや広告のことについての授業を大学や高校などで行う取り組みをした方がいいのではないかと考える。金融機関の方々はお金について、地元企業は広告について授業をした方がいい。なぜなら、ほとんどの大学生がお金のことや広告についてあまりよく知らないで社会に出るのはあまり良くないことで、実際に授業でもお金の勉強や広告の勉強をする機会はほとんどない。
  • ネットで会議をすることに批判的な人もいれば、知識が足らず満足に利用できない人もいます。なので、今後在宅ワークを望む人が増えることや、インターネットを利用して仕事を行う重要性、利用の仕方を理解できる様にセミナーの様なものを実地して支援していくのはどうでしょうか

学生からの授業に対する感想

  • この講義を受けて金融に対する興味がとてもわきました。今三年生なので就職を考えているとって良い時期にこのような話を聞いて、金融機関も候補に強く入れようと思いました。
  • 地域のお店をこうして守っていく事により、地域が活性していくという事をこの講義で学びこのような案を考えることができた。
  • 金融機関の人は黙々と一人で仕事をしたり、同じ職場内の人とだけで働いているイメージがあった。しかし、話を聞くたびに、様々な人とつながっていて、人脈がかなり広がる職業であると感じた。
  • 地域には様々なサポートの仕方があってあり、地域の方々の支援をこんなにも受けているとは思っていなかった。こうした地域同士の交流やお互いにサポートしていくことで地域的ての活性化であったり、盛り上がりを見せているのだなと初めて知った部分がとても多かった。将来は地域に貢献ができる仕事に就きたいと考えていたのでとても参考になる部分が多かった。
  • 私はこの授業を通して様々な金融機関の方々のお話が聞けて楽しかったです。各金融ごとに違いがあり、飽きることなく講義を聞くことができました。
  • 授業が重くてたまに固まったりして、そのまま進んでたりすると話がよくわからなくなってしまうときもありましたが、オンラインでの受講なので仕方ない部分もあると思いますが、もう少しゆっくり講義を進めてほしかったなと思いました。
  • 金融機関のことはもちろん、公務員についてや就職に役立つことなど自分のためになることをたくさん学べた。長島先生の人脈の広さに驚かされたがその人脈を作ることも大切なんだなと感じた。
  • この授業を通して金融がとても広い分野において繋がっていることを知った。お金のことだけではなく地域に密着した活動をしていて独自のお仕事ができると思わなかったため、少し興味が湧いた。
  • 金融機関に関係ないと思っていた人たちが、巡り巡って結局は関わっているというところに大きな繋がりを感じた。
  • 金融機関は他の企業などとは少し違うものだというイメージでしたが、これまでの講義を通じて、身近で一般的な企業と通じる面が多いことを知ることが出来ました。
  • 地域金融論は「現場の声が聞ける」授業だったと私は思う。2回に1回ほどのペースで、企業の方が講義に来てくださり、就活の際には何が役立つかなど私たちが不安なことに対し、アドバイスをしてくださりとても心強かった印象だ。他にも、地域の企業に対しどのように協力しているか、また施策を考え地域の課題に向き合っていることなど多くのことを学ぶことができた。企業の方の話を聞いて、質疑応答してもらえる機会はとても貴重な体験だった。リモート講義が残念な点ではあったが、四年間の中で一番印象に残る貴重な体験ができた講義だった。
  • 今まで金融機関がどのような活動をされているか分からなかったが、実際に金融機関に勤めている方にインタビューし、金融機関によってさまざまな活動をされていることが分かり、とても興味を持つことができて良かったです。
  • 質問を考えより深く学ぶことができて今後に活かしていこうと思います。
  • コロナではじめてのオンライン授業だったがパワポなどとても見やすかった。
  • オンラインテストの時間が短かった
  • 金融機関というのはお金を貸すだけが仕事ではなく、困っている人達を助けるためにアイディアを考え困難にも向き合う素晴らしい仕事なんだなと感じました。
  • 授業内容としては受けている講義の中で難しい方でしたが、毎回毎回の授業を受けて克服できてよかったです。オンラインならではの職場訪問やゲームなど様々なレパートリーがあったので、飽きずに集中して講義を受けることができました。
  • 内容としてはかなり現実的な部分が多く、正直なところ行き詰まってしまうこともありましたが、長島先生の丁寧な解説でわかりやすく授業を受けることが出来ました。
  • 授業では一貫してどの組合や組織の方も地域や国とのつながりを重要視し、コロナ禍の中でもそれを絶えさせない努力をしていて、つながりの重要さを認識できた。
  • 今季、この講義を受講した理由として私は一切興味なかったに近いほどの業界であったが将来性を考え金融などの事知っておいたほうが良い思っていました。ですが、段々回数をこなしていくうちに楽しくなり金融機関へのインターンも考えているほどにまでなりました。私の中で無縁だと思っていたことが新しい道になりこれからが楽しくなるという事を教えていただきありがとうございました。
  • 信用金庫や市役所のやっている取り組みは大まかには知っていても工夫やこれから目指す目標に向かう段階的な政策もとても効果的で素晴らしいと毎度感じていた。信用金庫や市役所を利用する機会はほぼないけれどまだまだもっと政策に対する姿勢や先を見る力など見習うべきことはたくさんあったので良いと思った。
  • ゲームをしてみて結構、信頼も大事なんだと感じました。
  • 自分は公務員を目指しており多摩大学から行けるのでは無いのか、公務員の中でも金融庁の方などの国家公務員の内容などまだ知らない内容を知ることができ私はもっと視野を広げ行政と金融の絡みなどこれからも関心を深めようと感じました。
  • 講義については効果音などがうるさかったです (←再考します)
  • オンラインでもグループワークも行うことができ、普段話さない方とも意見を交換することが出来たので良かったと思います。
  • 金融機関を知るきっかけになりました。民間企業に就職した際、金融機関と事業を起こし、金融機関の人脈を活用するビジネスがおもしろそうだと感じました。とても楽しい講義でした。
  • 金融に関わる仕事を実際にしている社会人の方を呼んでお話ししてくださる機会を設けて頂けたので、すごく勉強になる事がたくさんあった。金融に興味が湧いたし、AI技術が発展していって、どんどん人が要らなくなって、リストラばかりというイメージが少し緩和されて、安心した。とても良い経験になった。
  • 金融ゲームにおいては久しぶりにとても面白いディスカッションを行えて、とても楽しく、金融チームや企業チームの人をひきつけるような発表の内容はとても興味を持ててよかった。
  • 金融機関の受け持つ業務は意外にも我々の近いところで行われており大きな影響を与えていると感じた。自分が住んでいる地域の見方も変わりとても良い講義だった。
  • 地元群馬の銀行員、市役所職員にも興味が出ました。父親が再就職したのが銀行員であまり良いイメージはありませんが、調べて就職できそうなら勉強してはいろうとおもいます。
  • どんなことでも人との関わりや、組織間での関係はとても大切なのだと知った。
  • 私はこの授業を通して金融業界に対するイメージが大きく変わったと思う。授業を受講するまでは金融業界のことをどこか誠実で、厳しい業界であると思っていた。しかし授業で多くの金融関係者様のお話や、市役所の方のお話を伺っていく中で、金融業界は個人のためだけではなく社会全体の発展や成功を望み、人と人とが助け合い、思いやりの心を大切にし、「つなぐ力」というものに重きを置いている、非常に未来のある明るい業界だと思った。私は将来地域振興に携わる仕事に就きたいと思っていたため、金融業界のような誰かの助けになりながら、社会のために貢献していける職業に就きたいと思う。
  • 実際に地域金融機関でやっていることを、ゲストインタビューを通して臨場感を持って知ることができました。地域金融機関の職員はこんなことまでやっている、こんなことまでできるのかということにびっくりしたというのが一番正直な感想です。先生の疑問や物事を探求していく姿勢と手法はとても勉強になりました。
  • オンライン生配信でのインタビューを何回か受けて、先生とインタビュー者とのプライベートを含めた雑談やお互いに修得し切れてない知識を学び合う姿が見られて学生もこういうのを見習う必要があるだろう。そう感じられる内容の講義が多彩だった。

全ての意見を拝見しました。今後の授業運営に反映させます。