地域での創業

秋学期も地域ビジネス入門という授業を担当している。その5講目で、春に続いて地域での創業に関して触れた。

春学期より少し減ったが、それでも1/4近くの学生が就職より創業を選んだ。その理由も素敵だ。

  • 人の下に就くのは好きじゃない 飼い犬にならない
  • 自分の頑張りが収入につながる 一獲千金
  • 自由があるから
  • 成功した時の達成感
  • 自分がやりたい仕事を作りたい
  • 飲食店を経営するのが夢だから
  • 労働者の立場から気づいた点を上に指摘するよりも、それを活かした会社を創りたいから
  • 貧困で困っている国の応援をしたいから
  • 社会に必要なもの、人を助けるような仕事を創りたい

また、地域で創業する場合に何をするかを聞いてみた。すると

  • 飲食店49
    • カフェ10、飲食店11、居酒屋6、パン屋5、タピオカ4、ラーメン屋2、ファミレス2、屋台、中華、韓国料理、焼き肉、卵焼き、そば、海鮮丼屋、スムージー、ジェラート、抹茶カフェ
  • 高齢者サービス10
    • 介護サービス3、見守りサービス2、老人ホーム2、老人娯楽サービス、高齢者ヘルプサービス、高齢者移動サービス
  • エンターテイメント10
    • ジム3、ゲームセンター、テニス、VR、プライベートビーチ、映画館、ホストクラブ
  • 地域活性化8
    • 移動販売4、地域復興3、イベント企画
  • アパレル8
    • 古着、衣類8
  • 海外展開4
    • ミャンマー、東南アジアで自動車販売、日本文化発信
  • 小売業3
    • 本屋、自動車2
  • 観光9
    • ホテル3
  • その他
    • 輸入、塩製造、温泉、整形外科、医療、人材派遣、不動産、プログラミング、機械エンジニア、ニッチトップ

飲食店の後には、高齢者サービスやエンターテイメントが続く。「時代のすう勢だから」「今後増えるのでお金になりそう」。また「書店や映画館など地域になくなってしまったものを復活させたい」という意見もあった。地域で創業としたにも関わらず、海外の地域を創造する学生もいた。