アマゾン銀行が誕生する日を読んだ

話題になっている本なので読んでみた。

気になるフレーズは、

「既存金融産業といえば不便でわかるにくく、消費者に嫌われている。窓口で長時間待たされる銀行の支店を利用するユーザーが減り、モバイルからの利用にシフトしているのも、当たり前といえば、当たり前です。」

「もはやアリペイは中国において欠かせない社会インフラと化している」

「企業から企業への振込情報という宝を持っていましたが、それをビッグデータとして生かすことができずにいたのです」

「日銀の超低金利政策や人口減少に苦しむ地方銀行ですが、最先端のテクノロジーを活用すれば、企業価値を向上できる可能性は十分にあります。SBI地域銀行価値創造ファンドはこうした期待のできる地方銀行に投資しSBIグループが保有するフィンテック関連などの技術を導入し、企業価値を向上させて投資資金を回収するという息の長い取り組みです」

「担保主義を中核とする銀行ではなく、商流を見てお金を貸すことができる金融ディスラプターたちです。」

「貸し出したお金の利ざやで稼ぐ、金融商品の手厚い販売手数料で利幅を増やすといった単純で旧態依然としたやり方に依存したまま生き残ろうとする旧来型の金融事業は破壊され、まもなく非収益化の波にさらされるはず。」

・・・と一気に読み切って将来の不安を感じた。大きな銀行への影響ではなく、中小の金融機関への影響が大きいと感じる。喫緊の対応が必要ではないか。

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