地域ビジネス入門で「会社の基本」
2020-05-21
地域ビジネス入門という1年生の必修授業で「会社の基本」を説明しました。
まずスタートまでの間はフリーの音楽を流す。1限だけにのんびり、ゆったりな気持ちのなるものがいい。
900ジャストにスタートして、まずは、今日は何を学ぶ?という投票から。今日伝える予定の項目を選んでもらうことで、最大の関心事からの離脱を図ってもらう。これはかなりいい。
到達目標、グランドルール、シラバスを説明して、セッション1に入る。
今日のセッション4つ。1会社とは何か 2会社経営の仕組み 3会社の数字 4様々な経営手法
教科書は、こちらを使わせてただいた。
基本的な部分は教科書にお世話になりながら、
などというトピックスをいれてみたり、
地元企業と世界企業を並べてみたり、
上場や非上場の理由を一緒に調べてみたりした。
途中、リビジットのための小テストを2回行い、課題レポートを出した。
学生からのレポート(抜粋)
- 今回の講義を聞いて感じ学んだことは、多摩地域のにも多くの大手企業があることを改めて知ることができたことは今後の企業の就職先として参考になったことは良かったと感じました。また、日野自動車株式会社や飯田グループホールディングス株式会社などの有名企業が多摩地域にあることは知らなかったため、授業を通して知ることができたことはとても参考になり興味を持ちました。
- 将来私は経営者になりたいと思っているので、この授業はとてもためになりました。 私が特にためになったのが、M&Aです。 私は以前ファミリーマートで働いていましたが、ファミリーマートはサークルKとサンクスを買収しました。 今まで私は、サークルKとサンクスがかわいそうだと思っていましたが、今回の授業を学び、企業価値の向上のための買収だったのだとわかりました。 自分も経営者となったら、会社を良いものにできるようにM&Aなどを活用していきたいです。
- 私は普段の生活の中で使っている企業、法人、会社などの使い分けをなんとなくで使っていましたが、どのような差があり、区分けされているのかが今回の講義で学べたと感じます。また、バイト先でのオーナーと社長が別であるという事も実際に分かってはいたのですがどのような分離原則があったのかを今回の講義で知り学べたので良かったと思います。今後、自分がやりたいことをするために企業をするという選択をした際にどのように資金調達をするのかを違いも学べたと思います、それを今後見極めていきたいと感じました。
- 今回、会社の基本を学んだ。初めて聞くことが多く、企業、会社、法人の使い分けが曖昧なことや、会社設立のメリットなど興味深かった。 今回の学びから、コロナウイルスが蔓延していることで、倒産する会社やリストラされる人の状況について調べた。その中で多く目にした旅行会社のリストラ加速が、とてもひどく○◯◯という会社では、全体の00%をリストラしたそうです。今後コロナウイルスが蔓延している中でどういう対応をした会社が上に上がっていくか考えさせられました。
- 今回企業、法人、会社の違いを初めて教えてもらって外で見る会社の看板の違いが少しわかった。以前から祖父が経営してる会社で最初はお金なんてなかったとよく聞いていてどうやって会社を立てたのか気になっていて今回の講義での株主がお金を出す仕組みや上場と非上場の違いからお金の運用の仕方について一部学べた。また以前読んだ本でお金持ちは税金を減らすためや欲しいものを買うために会社を立てると書いてあり、この講義でも少し触れていたので書いてあった意味が少しわかった。
- 私は売上と利益について気になった点があります。講義では高額商品は利益率が大きく、日用品などの低額商品は作るにあたってコストがかかるため、利益率は小さいと学びました。そこで私は、自分がアルバイトをしている飲食店(すかいらーく)などの飲食業界は利益率がどうなのか調べました。結果は利益率は小さく、儲からない業界でした。原価、アルバイトにかかる人件費、水道光熱費などの変動費と正社員の人件費などの固定費で営業利益が小さいということが分かりました。なので、働いているときにお客さんが少ないと、人件費削減のために休憩を取らされたりするが、それは会社にとって非常に大事なことなのだと自覚させられました。
- 本日の授業は会社とは何か、についての授業でした。「会社」の仕組みについては課長や部長など大まかなことはドラマから影響を受けたり、中学の授業で株式について少し知っていたのですが、今日の授業で仕組みについてより詳しく知ることができたと思います。授業を聞いていて思い出したのは、母の友人が飲食店をやっていて、経営者兼オーナーの立ち位置で店長をしていました。現在では他の人に経営権を渡し、オーナーをしています。 また、製品と価格の決め方で思ったのは、私も文化祭で同じ経験をしていました。クラス代表として材料の仕入れなどをしていたのですが、一番困ったのは商品の価格を決めることでした。消費者が買いやすい価格設定と黒字になるような価格設定のバランスがすごく難しかったです。結果商品がすべて売り切れず赤字になってしまったと記憶しています。なので製品と価格の決め方の仕組みを今日知って、経営する大変さを改めて実感しました。 今日の授業を新聞やニュースなど普段の日常生活にも活かせるようしっかり復習していきたいと思います。
- 今回の授業では普段耳にしているけれど、案外うまく説明できないことを丁寧に説明していただきました。 特にセッション1の「会社とはなにか?」は非常にスッキリとするもので、企業の中には個人と法人、法人の中の私法人と公法人、私法人の中の営利法人と非営利法人、営利法人の中の「会社」ということは、図にしてみると容易に理解できました。 また、同じセッションでの「会社の種類」では、今まで知らなかった合同会社、合名会社、合資会社のメリットである「親会社が代表になることで親会社の思い通りに子会社を動かしやすい」という例から、Apple JapanやGoogle日本法人、Amazon Japanなどが合同会社である理由が納得いきました。