教職員会社見学会6「野毛印刷社」
2019-11-05
多摩大学教職員向け会社見学会の6回目を野毛印刷社にお願いした。今までは、私も古巣の多摩信用金庫の取引先にお願いして実施してきた。しかし、学生の居住地を考えると、川崎市や横浜市の企業とも交流を深めたい。そこで、城南信用金庫にお願いして、野毛印刷社を紹介していただいた。
まず、地域を知るために関内駅を降りてランチをした。ここはやっぱり「野毛おでん」。
昭和の風情が色濃く残る店。子供のころにタイムスリップしたようだ。汁がしみ込んだちくわぶやダイコンは最高。
集合時間に遅れないように関内駅に戻った。本社まで地下鉄やバスもあるがせっかくなので歩いて伺うことにした。おでん同様、昭和の歓楽街の名残も感じながらの20分間の散策。5分前に到着すると、すでに城南信用金庫の方と野毛印刷社の方が入口で待っていてくれた。そしてこのウエルカムボード。心配りがうれしい。
6階の会場をお借りして見学会はスタート。今回の司会は入社1年目の安藤さんと石橋さんが担当。新入社員がしっかりと仕事をやっている姿は学生や教職員にとって関心が高い。さすがのチョイス。森下社長のお話からは、地元企業が試行錯誤しながら、激変の時代を生きている姿を感じることができた。話を伺った感想として「私は印刷社と聞くと、何かを依頼されて何部か印刷するだけの紙媒体の会社だと思っていました。実際に話を聞いてみると映像やWeb製作も行っており、時代の流れに合わせて変わっていっていることがわかりました」「働くことは、達成感や楽しいだけでは成り立たず、経営していかなければいけないということ、社員方々との価値観を大切にするという森下社長のお話はとても感銘を受けました」と。
若い社員たちと価値観を一にするためにクレドを作り、その内容を入社試験でも確認している。本や講演会でたくさんの「いい話」を聞く機会はあると思うが、実際にそれを実行するのは大変なこと。それらをこつこつと形にしていく力を感じた。
その後、会社のフロアーを隅々まで見せて頂いた。富士フィルムの高性能印刷機の前で、印刷のイロハの説明も聞けた。
会場に戻り自由討議。現場の生の声を聞くことができた。帰りにはウエルカムボードが、お帰りバージョンに変わっていた。気配りのすばらしさに感銘を受けた。