まちづくり最新事情4 横浜市の公民共創

2020-07-02

多摩大学大学院の授業「まちづくり最新事情」

今日の品川の街17時。人が増え始めている。

第4講目は、行政によるまちづくり・つなぐ力②横浜市政策局 共創推進課課長補佐 事業構想大学院大学事業構想研究所客員教授 河村昌美さん。

業後、大学院まで来てくれた。

出会いは、府中市の市民協働の委員として視察で伺ったとき。もう10年くらい前かも。考え方と実行力に魅了され、その後、多摩地域の市町村の方々に紹介したり、勉強会の講師をお願いしてきた。

直近では、「公民共創の教科書」という本も出版。活動的だ。

写真のとなりは共著の中川悦宏さん。こちらも横浜市の行政マン。一般的に、行政マンってこうあるべきだと勝手に思っているフシがあるが、この二人はそのイメージとはかけ離れている。プロミュージシャンである中川さん。公務員でプロミュージシャンってどういうことだ。企業との連携事業には芸術的センスはかなり役立つはず。会話が弾む。まだ30代とのこと、河村さんの後継者かな!?。

詳しくはご紹介頂いた、#おたがいハマ が詳しい。

今まで伺ったプレゼン内容に比べて、体系化され共有可能な理論になっている。本人が言うように確かに理屈っぽくなった😁。でも学びが深まる。今日の内容は、公民共創の教科書に詳しく書いてある。まちづくりに関わる人達にはぜひ読んでほしい。

終了後の意見交換も有意義だった。やはりリアルはいいな~。次は新庁舎にいってみよう!!

【受講生の課題レポートから】抜粋

  • 最初の驚きは、一般的の行政にはない「共創」「戦力」「行動力」です。横浜市の魅力は感じていましたが、おそらく共創推進課が魅力を底上げしているのではないのかと感じました。また、どのような事業でもビジネスモデルを持っていて、その課題についてどのような価値提供で持続可能な資源を得て解決していくかということは、まさに今学んでいるコトラーのマーケティング3.0にも当てはまり、これを活用してその効果も得られることが理解できました。
  • 3PMモデル、PPRPモデルは得られる価値の全体バランスを考える意味でも大切な基盤で、リーンキャンバスは莫大な情報源から自分なりに精査して整理することができるので、是非使って実践してみたいと思います。今回もまちづくり+αで学べとても濃い内容で大変勉強になりました。
  • 公の見え方が大きく変わった。
  • 公民共創には、ともに熱い目的意識と課題発見能力が必要だ。それに伴い、公と民それぞれの脳を活かし、イノベーションを起こしていく。今回の講義は本校でM B Aを学ぶ内容を公の立場で再構築していただいている点、さらに先生独自のフレームワークをご紹介いただけたことも貴重であった。
  • 私が大きく学びを得た一言は。課題の細分化だ。少子高齢化が問題だということもそれ自体が問題ということではなく、もっと生活レベル、実態レベルで何が足りなくて、何が必要で、そのために何をすることができるのかを考える視点は、自分にも取り入れていきたい。既存の枠に囚われない、「社内政治」の要素でご紹介いただいた、好きな人とやる、小さい成功を積み重ねる。言葉をしっかり定義し、対抗力を身に着ける。
  • 【マジックワード】で質問する人への回答は、【ワードへの自分なりの定義】を持っていて、それで回答することが大切、相手は黙る。
  • 名産、歴史が無い等から、有るものを掘り起こす事によりエコシステムがまちづくりを実践していて素晴らしかった。ゴミ分別アプリやセブンイレブンの食品ロス・ポケモン誘致簡単に話しておられたが実際は大変な苦労だったと思う。
  • やはり横浜市だから可能なことがある。恵まれた環境を活かして、今後も今までにない取り組みを実施されることを期待している。そして、それが他の自治体のロールモデル、刺激となって、日本全体を活性化していくことを希望する。