浅川地下壕 中島飛行機の地下工場

2020-11-03

浅川地下壕の見学会に参加した。月1回しか行えない貴重な体験。講師の中田均さん。学校の先生だった。

高尾駅に集合。16名の参加。人数が多くて午前中に増設したとのこと。

浅川小学校の前で説明。イロハと3つの地下壕がある。もし完成していたら1200台の工作機械が並んだ。飛行機のエンジンを月300台作る。

長野県松代大本営跡と同レベルの広さ。他にも大阪高槻(タカソ)は川崎航空機のエンジン製造工場。犬山市など郊外に作ったようだ。

産業殉職者の慰霊塔

この前の方に、昔は「飯場」があったとのこと。この地下工場には、学徒と朝鮮人労働者が多数働いた。

開発との戦いもあった。以前は地下壕を観光に使ったことも。もし、いまそれができたら高尾山とともに一大観光地になっているかも。

個人宅の庭先から入っていく。

ここに工作機を並べるとすると、横一列に並べるしかない。作業効率はあまりよくなかった。

説明を聞きながら、ふーっと眠気が襲う。地下なので温度は一定ではあるが酸素が少ないのか眠くなる。そういう意味でも作業効率はよくなかった。

オウム事件のときにサリンを隠してあるかもしれないということで捜査があった。その頃から中を見られなくなった。

トロッコの跡。作った部品をここから出して、外で組み立てた。戦争の傷跡を残す貴重な史跡。しっかりと保存していきたい。