地域金融論 自治体×金融機関のつなぐ力

2020-07-23

世の中は4連休らしい。今日が海の日、明日がスポーツの日、そして土日で4連休。

大学はコロナの影響で授業の遅れを取り戻すために授業があった。

地域金融論の第12講目。今回は八王子市の立川課長へのインタビュー。

サイバーシルクロード八王子ブルームセンターkikki+などいくつもの取組みをご一緒した。

立川課長の行動規範は「市民のためになること、役に立つことを行う。使命感、地域を良くするために情熱をもって、行動する。」と。私も、「金融機関が地域のために何ができるかを考え、行動できたら豊かなまちづくりができる」と思い行動していた。自治体と地域金融機関が同じベクトルで進むことはまちづくりにとって重要。

立川さんのZoom画面は、雪山の仮想背景。五竜岳が輝いている。

「知識をつけることは行動することの始まりであり、行動することはつけた知識を完成させてることである。行わなければ知っているとはいえない。知っていても行わないのは、まだ知らないのと同じである。 知って、行ってこそ、本当の知恵、真知である。」(王陽明/吉田松陰)

知行合一(ちこうごういつ)!!

学生へのエール。かなり響いたようだ。以下学生の感想を抜粋。

【学生の課題シート】

  • 今回の講義では、市役所の公務員の方がゲストで来ると聞いたときは、金融論なのになぜ?と、まったく違う職業なのにどこがつながっているのかと思っていましたが、あらゆる人とつながっていて、いろいろな人や企業とのつながりを作るというところが、金融機関のお仕事ととても似ていることを知りました。
  • 市役所で働くと地味でつまらなそうな仕事をしているイメージがありましたが、立川さんの話を聞いてさまざまな仕事があってやりがいがありそうと思いました。自分もこらから勉強は初めて、来年、再来年の公務員試験を受けてみようと思いました。自分も市役所に勤めて自分の住んでいる街を復興させるプロジェクトを立てたいと思いました。
  • 今回の講義は「金融」に関する言葉があまり出て来なかったと感じたが、あらゆる人と繋がって色々な人や企業との「繋がり」を作るというと所が、金融機関のお仕事ととても似ていることを知った。
  • 自分の中で公務員といったものはたまだひたすら同じことを繰り返すだけのあまり面白くない仕事なのかと思いました。
  • 今回のお話では、立川さんを中心にいろんな人を巻き込み大きな波紋が広がり、人と人が繋がっていることが実感できた。自分の時間は自分のために使いたいという思考の私であるが、身近な人には良くしてあげたいし助け合いも進んで行う。その身近な人への愛をほんの少しでも立川さんのように外に向けてみようかなと思えるよい機会であった。自治体の中の立川さんという存在に、私もつながれた一人かもしれない。
  • 超高齢社会というとネガティブなイメージばかりがつきまとうが、発想を変えて、高齢者のソーシャルキャピタルを、自治体とのつながりでもって豊かにし、本当の意味での社会保障をしていくことが、これから求められている。
  • 金融関係に属していた人達や自治体に属してた人は、地域の様々な繋がりが深くあることがわかりました。地域の人と繋ぐという点で金融の人たちが仲介していることや疑問に思ったのが、そういった仲介や繋いでくれる人を地域の人や事業をしている人達は、どうやって見つければいいのだろうと思いました。
  • 行政は金融機関とは離れているようなイメージだった。
  • 公務員はよく働いてもあまり働かなくても給料は変わらないということで、働かない人は解雇されたり、減給されることはほんとうにないのか。ということも気になった。使えない人間が解雇されないとより良い人間に資源が分配されないのではないかと感じた。
  • 今回の話を聞いて、他人事ではないなと思いました。自分の生きていく未来でこのようなことが起きてしまう可能性があるので、自分だけではなく、若い人が頑張って変えていかないといけないと思いました。
  • 空き家問題や人口減少問題など、自分達が社会に出る時には必ず大きな問題に直面すると思うので、今の現状を詳しく聞けて良かった。
  • 今回八王子市の職員としてやっていること、その八王子市役所の名前を使って上手く回しているボランティアのことなど様々な事例があげられていたが、どれも地方公務員が本来遂行すべき全体の奉仕者という言葉の意味に当てはまっていた。
  • 社会人になり、何か取り組むことになるときに協力してくれる人たちとしっかり目標を立て、ベクトルを合わせることが大事だと今日の話を聞いて思いました。
  • 私もなにか自分から行動し人々に影響を与えてみたいと思いました。公務員という固そうで身動き取りにくそうな職場でありながらこのような自分の考えを突き通し行動できることがとても魅力的に感じ、私も見習いたいと思いました。
  • 私としては、一人の社会人としてこれだけ多くの取り組みに関わることが出来るのはすごいと思えた。また同時に、これらの地域活動を自治体である行政と地域金融が共同して行い、地域金融が行政をサポートしていったことで、自治体とのつながりは形成されているのはないかと考えた。