下北沢ミカンとSYCL

2022/4/25

今日は下北沢駅に誕生した未完の街「ミカン」とシェアオフィス/コワーキングスペースSYCL(サイクル)byKEIOを、学生3名と一緒に見学させていただいた。

下北沢駅

下北沢駅は小田急線と京王線が交差している。渋谷駅もそうだが、この交差している駅って自分がどこにいるかがわかりづらい。だから魅惑的なのか?。

ミカン

その高架下にミカンはある。「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ」。ロゴマークもかっこいい。

月曜日の午後、若者がたくさんいる。周りを見渡しても、私が一番年上だと感じる。

階段の上からパシャ。ローマの休日のイメージかな。憩いの場になっている。

昭和信用金庫の本店

街にはたくさんのステークホルダーがいる。ゆるやかにつながることで街が豊かになっていく。ミカンの隣にある金融機関もその一つ。

開発者の想い、街のみなさんとの対話、社内調整、行政との関係・・・。汗の量が笑顔の量に変わる。

SYCLのエントランス

SYCLは、駅横のビル4F、5Fにあるシェアオフィス/コワーキングスペース。Shimokita、Yellow、Creative、Lounge の頭文字をとってSYCL。

5Fの個室

5Fの個室は蜜が運ばれてきて中でロイヤルゼリーが作られている感じかな。1室69,300円~。

個室からは電車が見える
本屋さんのトライ

至る所に工夫がされていて、対話によるこぼれるようなアイデアが広がっている。

【参加学生からのコメント】

  • 下北沢は私たち若者世代にも人気の地域であり、古着やライブ、カフェ等の多様なカルチャーが入り乱れていて、下北沢にしかない雰囲気がある。ミカンはそんな下北沢を象徴する造りになっていると強く感じた。良い意味で雑多な街という特性が強く生かされており、それぞれのお店の個性が潰されることなく表れている光景は、理想といえるまちづくりの形であるように感じた。また、その中でも最近の流行りであるコワーキングスペース等が新しく参入しており自然と馴染んでいる。若者世代にとってより過ごしやすい空間になっていることは間違いない。今回は、橋本プロジェクトの一環でもあった為、橋本と比べながら街歩きに参加したが、下北沢にはもともと存在していた強い個性が橋本には存在せず、もともとのまちを生かすということが難しいため、やはり何か強いテーマ性は必須であるように感じた。ただし、橋本で下北沢と同じようなまちづくりをしても人は集まらないだろう。下北沢も代表的な乗り換えの駅であり橋本との共通点は少なくはないのに何故こうも差があるのか。明確な答えは出すことができなかった。橋本駅周辺を歩く人々はやたら速足で、あまりその場に留まるイメージがない。また、華やかなまちのイメージもなく無難な、よく言えば安定した街なのだ。ヒトカラメディアの高井社長もおっしゃっていたように、可能性は大いにあるが一から創っていかねばならないという現実に途方もなさを感じてしまった。今回の街歩きは、まちづくりの一例を背景から学ぶことができ、まちづくりについて考えていくにあたっての情報をたくさん吸収することができた。そして、他地域のまちづくりの取り組みについてもより興味を持った。今回得たことを是非今後のプロジェクトの中で還元出来たらと思う。