地域産業振興講座で京西テクノスに訪問

2019-07-23

地域産業振興講座京西テクノスさんに訪問した。参加者は自治体や信用金庫の若手20名ほど。竹内先生のコーディネート。

多摩センターから坂道を登り始めると青空がでてきた。幸先がいい。

臼井社長から、多摩発のグローバルニッチトップ企業を目指してというお話を聞く。多摩圏の状況、京浜工業地帯の企業の疎開、軍需工場、中島飛行場、民間初の旅客機、織物産業、研究開発企業が多いこと。製造品の出荷額は大きい、ハイテク産業の集積地など産業の歴史。大学、高専が多い、産学連携の技術開発が盛ん、TAMA協会、サイバーシルクロード八王子、信用金庫など産業支援機関が充実している。

地元企業が支援してほしい内容と言われていた内容を一部共有。

  • 人材採用と育成支援
    • 中小企業は、営業から採用までなんでも社長が自らやっている。学生への返信メールから何から何まで、すべて自分でやっている。中途採用は相手も理解があるから容易だが、新卒はとても大変。ここを支援してくれるとすごく助かる。
    • 採用した後、教育はどうするのか、磨かなければ光らない、誰がやるの?当社は教育の専門部隊が2ヶ月やるが、40名の会社だと社長がやる。大変なこと。
  • お墨付き
    • 顕彰制度もとてもうれしい。取引先の相手の態度が変わる。表彰は連鎖する。公的機関からのお墨付きはgood。

 

3つの班に分かれて社内見学。着実に業績を伸ばしている企業の社内は清潔だし、社員の皆さんの挨拶も徹底されている。

最後に、支援機関の重複の是正、視察観光の企画、新卒採用の強化の3つの提案がなされた。どれもその通りで、今私も手掛け始めてもいる。ぜひ連携しながら進めていきたいと思った。

今回の見学会は、自治体や信用金庫の職員の皆さんに伝わったはず。ぜひ地元の産業振興に活かしてほしい。