喜多方の地元郵便局員オススメ道案内

2024/9/15

喜多方の地元郵便局員オススメのみち案内「喜多方四季ナビ」というパンフレットがある。

発行は日本郵便株式会社 福島県西部地区 連絡会 喜多方部会(事務局:山都郵便局)

16ページ物のパンフレットは表紙、ドライブマップ、お土産・喫茶、飲食店、観光・案内所、宿泊、地元郵便局がおすすめする花見・紅葉スポット、詳細マップ、お楽しみクーポン、喜多方の郵便局一覧となっている。17の郵便局が連携して制作しているようだ。製作費は各ページの広告料でまかなっている。

最後のページに「KSNスタンプラリー」ぐるっときたかた。スタンプを3つ集めてプレゼントをもらおう!四季ナビに掲載している郵便局でスタンプを3つ集めると、最後の郵便局で記念品をプレゼント!。KSNを検索しても出てこないが、K喜多方SスタンプNネットワークの略か?

まずは喜多方下町郵便局。レンガ造りの重厚な郵便局。今まで見た郵便局の中では一番豪華。

1911(明治44)年、三等無集局として設置された。大和川酒造店がオーナー。2Fは貸しホールになっている。

ATMコーナーには「観光案内いたします」という看板あり。

看板をきっかけに会話が進む。

となりのCAFE 天空回廊で郵便局を眺めながらかき氷。

2つ目は喜多方郵便局。1872(明治5)年郵便取扱所「小田付」として設置。現在は普通郵便局。

1949(昭和24)年に、逓信省が郵政省と電気通信省に分割するのに伴って、喜多方郵便局と喜多方電報電話局に分割。その後NTTに。

田付川を渡った向こう側には、NTT東日本 喜多方電話交換所。蔵にNTTはかなりかわいい。地元の子供支援に貸しているものと思われる。

3つ目は、喜多方北町郵便局。今は南町に移転してきているが移転前は北町にあったとのこと。1963(昭和63)年に特定無集局として設置。

4つ目は、喜多方駅前郵便局。1942(昭和17)年に特定無集局として設置。設置名称は「喜多方栄町」。以前は駅前にあったとのこと。

スタンプラリーの話で盛り上がると、みしらず柿をセールスされる。みしらず柿(身不知柿)は、福島県会津で栽培されている渋柿で、会津の歴史とともに古くから栽培されてきた柿だそうだ。スタンプラリーをきっかけに「ふるさと小包」を申し込んだ。こちらも幸せな気分。

5件目は、慶徳郵便局。1909(明治42)年に三等無集局として設置。

そこで、近くに「長床」という観光地があることを聞く。まっぷるにも載っていない。

新宮熊野神社と長床は、源頼義の勧請とされる古社。拝殿「長床」は平安時代の寝殿造りの流れをくんだ建物で国の重要文化財。

銀杏の時期には素晴らしいようだ。

6件目は、山都郵便局。1874(明治7)年郵便取扱所「木曽」として設置。現在は特定郵便局。

近くの食事処を聞くと、山都 そば処 萬長を紹介される。とても美味しかった。

駅前をふらっと歩く。郵便局の他に金融機関はと探すと、信用金庫が、2021(令和3)年に喜多方支店の店舗内店舗になっていて、ATMのみ残っていた。

まちづくりと金融機関。銀行が撤退し、信用金庫も撤退、残るは農協と郵便局。さて、地方のまちづくりに金融機関はどのように関わるべきなのか?自らの存在理由に立ち返ったならば、これからどのような戦略を持ちべきなのか?