卒業研究の発表「高校生に中小企業の魅力を伝えるためには」

2025/3/30

オトナゼミinびよりが記念すべき25回目の開催を迎えた。今回は、初めて現役の大学生が登場した。これまでさまざまな分野で活躍する越境大人たちが中心だったこのイベントに、新たな風を吹き込むこととなった。

まずは自己紹介から始まり、自分自身の人生を振り返るライフラインチャートを共有した。

ゼミとの出会いがひとつの大きな動機付けとなったようだが、この部分はネガティブな状況からの脱出であり、その後ポジティブになった最大の理由は恋人が見つかったことであると締めくくった。ふふふ。

幼少~高校時代のエピソードを経て、現在の大学時代に至るまでの経験や学びを紹介し、

研究発表では自らが取り組んできたテーマを熱く語った。そして今後の人生についても展望を述べ、将来に向けた意欲を示した。

学生ならではの視点や感性を交えながら、参加者たちと熱く語り合った。いつもとは異なる新鮮な雰囲気の中、若い世代の想いや考えに触れ、大人も刺激を受ける貴重な機会となった。

教員として学生をどう導いていくのか。彼を見ていると、やはり、自分事として考えるようになるための機会をたくさん提供することであると改めて感じた。また、就職活動の中で自分自身の考えを言語化するのも良い機会であったようだ。私からチームでの活動を求められ、意固地になって取り組んだものの、いまだに疑問が残っているとも言っていた( ´艸`)。

思い返せば2022年3月19日のパンニケーションに、趙と二人で参加した。あのときも何かを探しに来ていたのだろうが、私の目には覇気のない学生として映っていた。それが今、このような姿になったのだと思うと感無量である。麦酒は飲まないということで、学生として最後の懇親会はとんかつ屋さんになった。

来週からはいよいよ社会人となる彼は、また3年後に後日談を語りに来てくれることを約束してくれた。