データ分析演習「産業振興」の2回目を実施

2023/6/16

今日は、自治大学校でデータ分析演習の講義を担当した。

データ分析演習は、一般研修課程の演習科目のひとつで、客観的なデータ分析に基づいた問題発見・解決能力の構築を目的としている。基調講義を受講した後、特定の政策課題をテーマにして、RESASやjSTAT MAPなどの統計ツールを用いて現状や問題点を分析し、政策立案に必要な要素を考えるという内容である。

まずは前回の講義で話した内容の振り返りを行った。前回の講義で話した、公民連携、公金連携、広域連携、庁内連携の4つの連携について再度確認した。それらをRESASを使ってどのように検討するかの事例を紹介した。

その後、受講生は9つの班に分かれて具体的な計画づくりを進めた。地域の人口や就業者数、産業別付加価値などのデータを用いて、地域の強みや課題を分析した。そして、地域の特色やニーズに応じた計画を立てた。

受講生は、データ分析から政策立案まで一貫したプロセスを体験することで、自ら考える・判断する・伝える能力を高めることができた。私も受講生から多くの刺激や学びを得ることができた。

6月30日には発表会が行われる。各班がプレゼンテーションを行い、その後に質疑応答がある。発表会では、受講生がどんな計画を発表するか楽しみである。