稲城の太鼓判をSNSでハッシュタグして景品ゲット!
2025/8/11
「#試合前の稲城タイム」は、ゼミの学生たちが稲城の魅力を広めるために企画したSNSキャンペーン。
地元・稲城のイチオシグルメや商品を撮影し、その写真と感想をX(旧Twitter)に投稿するという仕組みで、投稿者には抽選で景品が当たる特典も用意されている。
詳しくはこちら
https://sites.google.com/tama.ac.jp/nzemi-yomiurip2025/top

このプロジェクトが実質的に動き出したのは半月ほど前のこと。
そこから学生たちは、ガントチャートを初めて作成し、対象店舗への電話連絡や訪問による説明を行った。
さらに、よみうりランド、読売巨人軍、稲城市、商工会、観光協会といった多くの関係者との打ち合わせやメールでの調整を重ね、短期間でプロジェクトを形にしていった。
もちろん、うまくいかないことの連続であった。
学生たちはメールの返信が遅れたり、連絡のタイミングを誤ったりすることがあり、それによって相手方に戸惑いや混乱を与えてしまう場面も見られた。自分たちの熱意があっても、それがうまく相手に伝わらない、あるいは逆に負担をかけてしまうという難しさに、彼らは少しずつ気づいていった。
それでも、彼らは逃げなかった。何をどう伝えれば伝わるのか、どこまで準備すれば動いてもらえるのか。相手の立場を想像しながら、言葉と行動を重ねていった。
大人との交渉は、彼らにとって間違いなく大きな力となった。教室では学べない緊張感の中で、一つひとつの対話を積み重ねる経験は、将来につながる糧になるだろう。
正直なところ、関係者の皆様にはご迷惑をおかけすることも多かった。
それでも温かく見守ってくださった地域の皆様に、心から感謝している。

当日は天候が不安定で、ときおり強い雨も降ったが、関係者の協力によりテントを設営してもらい、その下でキャンペーンの告知を行った。
稲城市民無料ご招待の観覧者に対し、「稲城の太鼓判って知っていますか?」「地域のイベントへの参加、興味ありますか?」と声をかけながら、学生たちは稲城の魅力を丁寧に伝えていた。

完成したキャンペーンは、華やかさこそ控えめだが、学生たちの等身大の挑戦が詰まったものである。
稲城を訪れる機会があれば、ぜひ「#稲城の太鼓判」で投稿してほしい。学生たちのまなざしが見つけた稲城の魅力に、きっと共感していただけるはずである。
