ひらしんの事業承継

2021-04-19

オンライン交流ラボ「地域金融機関最新事情」の第3回は平塚信用金庫。

平塚駅は1887年開業。そして北口と南口の両方にラスカ平塚という駅ビルがある。屋上にあるちょっと変わった形の白い建物はイタリアンレストランだ。子供の頃のデパートって屋上に色々あったような~。

歩道橋から平塚八幡宮を眺める。

その裏にあるのが平塚市役所。産業振興課でお話を聞くことができた。創業支援はもちろん、事業承継にまで積極的に関わる自治体は少ない。なぜできるのか? 平塚市の事業承継の取組みHP

市と信金、保証協会が非公式のワーキンググループ「中小企業支援ワーキンググループ平塚勉強会」を立ち上げ、年に4,5回金融施策や情勢、市制度融資などの協議を行っていたことから始まったらしい。それが創業支援の施策づくりにつながり、連携協定を結ぶことになる。何でもそうだが、まずは人間関係ができている、ゆるやかなネットワークからスタートするほうがうまくいく場合が多い。最初から成果目標があるとギクシャクする。目的すらもないのもいいかも。ピンポイントの支援ではなく、経営総合拠点、ワンストップ窓口をつくっている。だから事業承継だろうと関係ない。

平塚市の産業振興予算を見ると、他市のそれよりも多い。企業立地の予算が大きい。市の制度融資は平塚信用金庫などの信用金庫のシェアが圧倒的に高そうだ。

前回お邪魔したあとに調べたら、スルガ銀行の平塚支店はかなり古い店舗だった。そこれ写真をパチリ。

その少し先にある平塚信用金庫の本店。今日の会場。

キーノートスピーチは小池課長。これらのしくみの仕掛け人。

コロナ禍ということもあり、広い会議室に分散して座り配信。

 

学生の松永も3回目の司会。だんだん上手になってきた。

今回も9信用金庫+1地方銀行の参加でとても盛り上がった。事業承継の現状把握ができた。

国は事業承継を2025年問題として危機感をもって捉えている。地域金融機関はさまざまな活動を行っているが、中小零細企業の数と、対応している数に大きな差がある。今の10倍、100倍の活動にするためにはどうすればいいか? 私的には、①現場(営業店)のモチベーションをどのようにあげるか(成績の付け方の工夫)、②継続支援のため、行政や承継センターを活用した啓発費用の抑制が重要、③信金と銀行の連携ができれば、規模の違う企業のマッチングが進み、数と質が上がる と考えた。いかがだろうか?