夏合宿は「秦野市」

20230831-0901

コロナも明けやっと学生達と夏合宿ができた。

学生が考えたテーマは「「ハダで感じろ!ハダノ・ニューオデッセイ!」。秦野市で探究をすすめ、新しいオデッセイのための仕掛づくりを行う。

当初は湯河原や箱根が候補だったが、観光だけでなく郊外都市としての課題が複層的にある街にしようということで秦野市に決まった。なんの伝手もなかったが、他市の方に紹介して頂き総合政策部までたどり着いた。

まずは、8月中に事前学修を少し行いフィールドワーク予定表を作成した。班名(リーダー)、テーマ名、内容、フィールドワーク先の予定 (必要に応じて事前アポ)、予算の作成を求めた。以下が当初の予定表。

項目1班2班3班4班
班名ハダで感じるハダノハダノ・トレインワンダーズタボウズながしまゼミの八銃士
テーマ秦野の水を汲んで『天然水コーヒー』を淹れる旅秦野横断マニア向けツアー秦野をドローンで見渡そう金を落とすごろく旅
フィールドワーク先and Roaster(珈琲屋)
震生湖
手打ちそばくりはら
秦野にある駅を巡って駅周辺の様子を確認する
小田急線秦野駅
震生湖
秦野ドローン塾
観光案内所
秦野市はだの観光づくり推進課駅
合宿後報告ブログこちらこちらこちらこちら

ゼミ生34名中、今回の合宿参加は11名。来れない理由は、コロナ、合宿免許、インターンシップ等。私が事前に交流させて頂いた人脈をフル活用。学生たちが事前にアポイントをとった。

当日9時に着くと幹事の高橋はすでに来ていた。素晴らしい。10時には全員集合。遅刻者なし。島倉(4年)の挨拶と高橋(2年)から事務連絡。私からは、熱中症、交通事故などの注意事項を伝えて有意義な時間を過ごしてもらうように伝えた。

→ 幹事のブログは こちら と こちら

その後、いらない荷物を私の車に運ぶ。中栄信用金庫とさがみ信用金庫が並んでいたので「信金間で競争ってあるんですか?」なんて質問が飛んでくる。

各班に分かれてフィールドワークに出かけて行った。LWで途中経過の報告があがってくる。

1班 震生湖でコーヒー飲んでる?
2班 秦野駅でインタビュー
3班 ドローン塾の山口さんとMTG
4班 出雲大社でパチリ

学生たちが分かれたので、まず私は、小田急電鉄秦野駅長と皆様に挨拶して、その後、秦野市カルチャーパークで、ドローン塾の山口様にご挨拶。昼を食べずに秦野市役所に伺って総合政策部の皆さんにご挨拶。皆さんにご迷惑をおかけしている分、頑張らなければ。

その後、秦野農協じばさんずに行って買い物。午後だと商品がないぞ。秦野産の商品を片っ端からかごに入れる。クーラーボックスを持ってくればよかった。カレールーが1つ12皿分なので、倍の24皿分をイメージしながら購入する。じゃがいも、玉ねぎ、ししとう、ウインナー、大山どり、生落花生、しいたけ、エリンギ、卵、パン、ドレッシング、焼肉のたれ、ビール、酒、焼酎、ピーマン、きゃべつ、なす、米、かぼちゃ、豚肉、キュウリ、ニンジン、セロリなどなど。4籠購入。そこで揃わなかったものをロピアで購入。

秦野産しばりにしたので、肉も野菜もパンすべて秦野産。米だけ探せず岩手産。

16時過ぎに学生たちがタクシーで戻ってくる。買い物で大変だった私の気持ちなんて露知らず。1班だけは17時になった。

まずは汗を流すため風呂に入る。「先生の背中を流したい人~」と聞くと2名手が上がり一緒に入った。仕事のこと彼女のことなど楽しい時間。

クッキングタイム。メニューは秦野カレーと秦野サラダ。

担当分けは事前に幹事が作ったくじ引き。カレー係、サラダ係、ライス係(生落花生係)、会場設営係。

先生が適当に買ってきた食材を見ながら、YouTubeを検索して上手に作っていく。今どきだ。

米は12合炊くことになったようだ。後で足りなくて3合追加した。リスクヘッジのため複数の炊飯器で炊く。1升って何合ですか?などと飛び交う。

会場設営。なんとも手際がいい。

じゃがいも、玉ねぎなどを切っていく。豚バラを炒めようとしたら油がないからバターで代用。

サラダも分けていく。ドレッシングも秦野しばり。

先生、どこまで洗えばいいんですかね?と小学生のような質問も飛び出す。

形にはなってきた。

生落花生って、このまま茹でるのですか?それともこの皮をむくの?ここまで来ると何を聞いても怖くない。

秦野カレーと秦野サラダ、そしてゆで落花生ができあがった。これが最高にうまかった。

大きな活動室をいっぱいに使う!?私と高橋幹事が別島。会話に緊張感がある( ´艸`)。

20時からは初めてのキャンプファイヤー。コロナで色々制約された世代。火を囲んで何気ない会話も楽しい。

22時、静まり返った廊下。

部屋に入るとすごい熱気。班ごとに明日の報告会の資料づくり。22時~翌朝まで続く。時折見せる集中力。

途中1時間ほど息抜き麻雀。まさか学生と麻雀することになるとは( ´艸`)。ゲームで鍛えているのでみんな強い。

9月1日の朝。クーラーなしでとても涼しい。

最高の環境。

朝食当番。さて何を作るか。

昼のバーベキューの下ごしらえもする。かぼちゃってどう切る?すべてスマホに聞く。

一言の文句も出ずに、手分けをして作業が進む。

秦野サンドイッチ。ハムは伊勢原、シーチキンは違うけれど、あとはすべて秦野産。

セロリってどこを食べるんだっけ?

出来上がった「秦野サンド」

昨日の残りも食べる。ご飯15合、カレーも完食。

9時~会場準備。プロジェクターの設定、パワーがあるから、机といすがどんどん並ぶ。

秦野市の総合政策課、人事課、環境共生課の皆さんとドローン塾の山口代表にお越し頂く。

高橋の司会。原稿なしですらすらと。

班ごとに10分の発表と15分の質疑。学生からの質問も良く出て、市役所の皆さんや山口代表からも厳しめのコメントが続く。

無料の地図がいっぱいある秦野市。その上にトッピングのようにゲーム性をつける。

今日は許そう。

コーヒー企画は皆さんの賛同を得られたようだ。あとはマネタイズだ。

秦野横断マニア向けツアーは、検討する余地がたくさんあった。これ本当にできたらすごい。

秦野をドローンで見渡そう。規制はたくさんあるけれど、それを前向きに捉えて何ができるかだ。

片づけの手際もいい。これなら仕事についてからも可愛がられる。

終了後のランチはお決まりのバーベキュー。「秦野バーベキュー」。牛豚鳥と準備したが鳥が一番人気だった。来年は鳥オンリーにしよう。

株式会社フリーデンのソーセージ。お隣平塚市が本社。

1泊2日はあっという間。いつも話さないようなことをじっくりと話せた。楽しい時間だった。

秋学期、秦野市をテーマに研究を進め、2024年2月実証実験を行います。こちらも是非ご参加ください。

  • 新しいオデッセイのための仕掛けづくりのために、2時間以内で楽しめるコース等を考え、A4片面1枚(参加のしおり等)にまとめる
  • ポイント(審査基準):新規性、経済効果、実現性など

●今回の収支

参加費 学生8,000円×11名+教員20,000円+ゼミ費11,172円=宿泊費48,200円+展示室3,600円+食費3食46,072円+BBQ・キャンプファイヤースペース21,300円

秦野市の皆さま、小田急電鉄の皆さま、山口さま。お忙しいところご協力ありがとうございました。

●学生の気づきと感想

  • すごろく旅にしてしまったのでマスとなる場所に行く必要がありました。その為、他の班より移動距離が長かったです。行きたいところや後輩と沢山話すことが出来たのでそこは良かったです。
  • おいしかったです。想像以上にみんな食べていました。夕食は12合で足らないとは思いませんでした。キャンプファイヤーも楽しかったです。
  • 最後のゼミ合宿というのが残念で仕方ありません。もっとこのような交流を2、3年生の時からしたかったです。
  • とても楽しい時間を過ごせました。来年度はもう在籍していませんが、担当学生の負担を減らしつつ、より良い内容にして下さい。
  • 麻雀楽しかったです。
  • 合宿の事前準備はもう少しするべきと感じた。そのためには幹事も早く動く必要がある。
  • 今回ながしまゼミの夏合宿企画プロジェクトのリーダーをしてみて、企画も本番もリーダーはこんなに様々なところに目を向けて動かなければならないのかととても大変に感じたのと同時に、たくさんのことに携われたことで成長することができたと思います。企画段階からかなり悩むことがあったりメンバー同士都合が合わず滞ることもありましたが上手くまとめ、成功させることができました。両日とも朝早くから行動したため疲れましたが、長島先生とゼミ生の協力があり、大きなミスや事件事故なく非常に学びながら楽しめました。今回の夏合宿は私的には90点くらいです。企画などは頑張りましたが、企画者チームが学年が違うが故に、話し合いの時間が設けられず滞ることもあったからです。また、合宿中では、料理作りで主に2年生の負担が大きかったのではないかと思います。カボチャの調理でかくち君などはごはんまでに時間がかかっていたりなど、もう少し全員で夜も朝も協力してできれば良かったと思いました。加えて、夜中に作業をしなければいけない環境になり、かなり寝不足な状態な人も多かったため、時間にゆとりを持てる活動をする必要があると感じました。ですが、2日目の発表ではどの班もとても面白い学びと実証実験に向けた案が出ていてリーダーとして夏合宿をした成果が出ていて良かったと思います。この夏合宿を通し学年を越えた交流もでき、有意義なゼミ合宿にできたと思います。