各金融機関の役割・業務・機能
2023/5/13
金融機関の役割と機能、業務についてまとめる。
役割(role):役目や皆から注目を集めている働き
業務(business):職業や事業などに関して、日々継続して行う仕事・作業を指す。
機能(function):物の持っている本来の働き
〇根拠法令
銀行 | 銀行法 |
信用金庫 | 信用金庫法 |
信用組合 | 中小企業等協同組合法 ・ 協同組合による金融事業に関する法律 |
労働金庫 | 労働金庫法 |
農協 | 農業協同組合法 |
ゆうちょ銀行 | 郵政民営化法 第8章 郵便貯金銀行 |
- 銀行の役割(出所:一般社団法人全国銀行協会)
- 「お金を安全に保管、管理する役割」
- 「お金の預金という運用手段を提供する役割」
- 「お金を貸し出す機能」
- 「お金を決済する機能」
- 銀行の業務(銀行法第10条~12条)
- 固有業務
- 預金:預金者の資産を管理・保管する業務(受信業務)
- 貸付:企業や個人に資金を貸出す業務(与信業務)
- 為替:振込や送金で債権や債務の決済を行う業務(決済業務)
- 固有業務以外の業務
- 付随業務:本業に付随する業務で、銀行法で定められている(債務保証、社債募集・委託、手形引受等)
- 周辺業務:銀行法に定めのない業務。銀行本体ではなく子会社や関連会社を通じて行う業務(クレジットカード、ベンチャーキャピタル、リース、証券、保険、信用保証等)
- 固有業務
- 銀行の機能
- 金融仲介機能:預金を受入れ、企業や家計に貸出す仲介機能
- 信用創造機能:預金と貸出しの繰り返しでお金が増えていく機能
- 決済機能 :口座振替によりお金の支払いを行う機能