平塚信用金庫の事業承継
2021-03-26
地域金融機関最新事情の打合せで平塚信用金庫に伺った。
事前に地域金融機関をチェック。
日本金融年鑑のデータベースで平塚市内の金融機関店舗の古い順に並べると、1位:スルガ銀行(1912)2位:平塚信用金庫(1932)、横浜銀行(1932)、4位:みずほ銀行(1944)、5位:三井住友銀行(1946)とある。
また、銀行変遷史データベースで、「平塚銀行」を調べると、明治29年~昭和7年まで存在し、いくつかの合併を経て3位の横浜銀行になっている。1位のスルガ銀行の歴史も調べるとかなりの歴史がある。スルガ銀行の社史と平塚の地域史を近いうちに調べてみよう。
平塚信用金庫は、1932年に平塚商工信用組合として設立。宿場町でもあり栄えていたのだろう。1951年に平塚信用金庫に。1990年、かながわ信用金庫とさがみ信用金庫と業務提携。TRIバンクスタート。圏央道アライアンスとして5つの信金との連携も行っている。平塚市の指定金融機関。
平塚市、厚木市、相模原市、大和市、伊勢原市、秦野市、座間市、海老名市、寒川町の8市1町と連携した創業支援を実施。事業支援にも積極的だ。
お相手いただいたのは、地域・経営サポート課の小池課長。7年前にこの部署に異動されたときに視察を受けていて、この4月で新しい部署に異動するときは、逆に私がインタビューしている。不思議なご縁だ。
まずは、松永(ゼミ2年)による、ゼミの紹介と地域金融機関最新事情の説明。パワポの資料にて。
当日の打合せ。集合時間やWIFI環境などをチェック。
事業承継の内容についてインタビュー。今回はオンライン活用ではなく、事業承継やM&Aの状況についてお話しいただく。事業承継の仕組みの構築。予算が限られている中で、実効性の高い支援を行うための、自治体や支援機関との連携による仕組みづくり。現場に広げていくために、支店長は事業承継エキスパートを必須資格にし、現場からの課題件数の増加を図っている。職員向けのマニュアルづくりも魅力的だ。本部の担当者としてひとつづつ積み上げてきたからこそ語れる話をたくさん伺えた。
地域の事業者の課題解決を、信用金庫が自治体や地域の支援機関と連携しながら組み上げていくことはとても重要だ。4月19日当日が楽しみだ。
平塚は調べれば調べるほど奥深い街だ。