まちづくり最新事情6「東村山市の百才の話」
2020-07-30
公共3人、民間3人(私を含む)からの「まちづくり最新事情」のインタビュー最終回。
今回は、東村山市の百才(ももとせ)の福田さん、仲さんのインタビュー。
品川の大学院に1730について、授業開始まで打合せと思っていたら、実際にZoomに入って頂けたのは1823。うほほ~。ギリギリ、ヒヤヒヤだった。最後まで色々準備して頂いた様子。ありがとうございます。
受講生のレポートから 抜粋
- 地域の中で活動されている身として、知縁、コミュニティは「かいた汗の量で判断される」という言葉は、すごく重みのある言葉だった。
- 「鳥の目線、アリの活動」の言葉のように、地域で生業・職業としていくためのある種、覚悟ようなものをこの言葉から感じたし、ボランティアではなく、飯を食っていくために、ちゃんとしたビジョンを持ち、その上で地域との人たちと親密な関係を作ることの重要性を感じた。
-
ハチコク社の市民と同じ目線で下から火を熾すような活動(まちわかし)をしたいという理念にとても共感しました。
-
まちを知るに当たり、イベントの企画運営やボランティアや地域の団体に入って関わりをされる中で、表の魅力とは違う裏の魅力にハマってしまう姿や、消耗する実感、継続して引き継がれることは根気がいることなど、よりリアルなまちづくりを感じることができました。
-
「百才」に毎日人が訪れ、口コミや地域のつながりで仕事にご縁があるなど、まちと向き合い、見渡し、努力と信頼関係の積み重ねたからこそだと思います、当初利益としてすぐに感じられなかったことが後から大きな利益や成果となってついてくるのだとまた改めて感じました。
-
東村山、狭山エリアで携わられたフリーペーパーも生活する市民、存在してきた自然、まちの中の何気ない空間が主役。ありのままの姿で演技を加えず登場させていた。加工品ではなく自然産物の表情で魅力を伝えていると感じる。一つ一つのお仕事にしっかりと理念が詰まっていることに感心した。
-
私が本講義で伺いたかったことは「地域への光の当て方」についてだ。この問いに関しての回答はとても新鮮だった。「日常の中のストーリーを切り出していく。」市の観光案内との対比を例題としてあげていただいていたが、正にその通りだと感じることができた。講義の後の帰り道、電車の中のある人がずっと足を掻いていた。きっとそんな人にも「掻いている足」にもストーリーがあるのだろうと感じながら帰宅した。
- 今迄受講した中で一番今後が気になり、応援したい、見守って行きたいと思う会社でした。福田さんや仲さんの人柄に惚れて、これからもお二人を応援して行きたいと思う東村山市民のファンの方々が沢山いらっしゃるだろうな…という印象を受けました。お話も実例を踏まえたものが多かったので実際の自分の住んでいる地域に当てはめてイメージがしやすかったです。
- 映画『あん』の撮影地であった時のお話を聴いた際に、地元の方がボランティア精神を強く持っており、地元の方々のプライド、人を思いやる優しさに大変感動致しました。東村山という街を自分たちが率先して盛り上げていきたいという思いがお話の中から強く感じ取る事が出来ました。
- 「個人旅行紹介WEBメディアサイト、セルフガイド」を立ち上げるとのこと、「非対面での丁寧な旅行案内、オンラインでの個人対応観光案内」、発想が面白いと思った。ビジネスまで持って行くストーリーを拝見したく思う。個人的に【今まで対面でしていたことを、非対面で行うビジネスへ切り替えをチャンスととらえる。】というヒントをいただいた。
-
自分たちの専門であるデザイン、編集の能力を活用して「まち沸かし」をするという視点が新鮮であった。確かに殆どの観光ガイドはよそ者の目線で作られている。私の地元もよくメディアで取り上げられるが、「ここに目をつけるのか」という新しい発見がある一方、「一番のお勧めはそこじゃない」と反感を持つこともある。まちの良さを伝えるためには、両方の視点が必要で、「鳥の目線、アリの活動」は、一度外に出て客観的に地元を視ることができる福田さんのような方だから可能であると思う。
-
私の備忘録
- 地縁コミュニティ、汗の量は税金 汗の量が初めてお金に変わった瞬間
- 街の真ん中、それを仕事にする
- 知り合いが増えてくるのが楽しい でも消耗する ただでやってよねとお願いされる
- 信金も同じだな~と思った。でもしっかり金利はもらえるビジネスモデル
- 無数の人の気持ちが大切
- 自分の街を再定義することはずっとテーマ
- サラリーマンの街への関わり方
- 街に拠点を持つ価値
- 言葉にすることは上手なのが羨ましい
- 自分の街の良さは離れてわかる
- 一般の人たちが地域の情報を持つようになってきた
- つなぐ力
- マイクロツーリズム
すでに交流のある方の話をじっくりと聞けた。180分のインタビューだと伝わるな~。