タマリズムシンポジウム「で、どうするの?」

2023/5/8

タマリズムの企業向けのシンポジウムを実施した。

司会の練習からスタート。学生たちに主体性を持ってもらい、自ら気づき改善していく力をつけさせたい。そのための合言葉は「で、どうするの?」。

こちらで作ったものを見せるよりも、無骨でも自分で進んだ方が血となり肉となるはず。先生は何もやってくれない。

現役のビジネスマンと一緒に仕上げる。大学の課題とは違う緊張感があったはず。子ども扱いされたくないプライドと、何をしたらいいかがわからない自分。直前になり真っ白になる。

本番は時間とともにやってくる。自分の力を信じて進むしかない。思った以上によかったよ!!

【学生からの気づき】

シンポジウムを終えての率直な感想は、ひとまず無事に終えて良かったということだ。今年で三回目になるタマリズムだが、シンポジウムは今年が初で1から始めたイベントということもあり、なかなかイベント全体のイメージができず、後手後手に回ってしまい、結果として直前まで修正を重ねることとなってしまった。そのため、事前準備という点では反省点が多く、企画者である私ではなく、京王観光さんが主導となって全体を上手くまとめてくれたおかげで、イベントを滞りなく終了することができた。今回のイベントに限らず、新体制になってから私たち学生は「おまけ」のような立ち位置になっている。少しずつ意識を変え、対等な立場となれるよう取り組んではいるが、それでもまだまだ理想とは程遠い状態である。そのため、「企画全体を見る」という点は今後より意識的に取り組んでいきたいと思った。

一方で、イベントとしてみた場合はなかなか良いイベントだったのではないかと感じた。これまでは二年目以降の社会実装に向けた取り組みについては全くと言っていいほど関与していなかったが、今回のイベントを通じて知ることができたのが最もよかった点であると感じた。ゲストの進捗状況は三者三様で、それぞれの思惑のようなものが垣間見えたところが面白いと感じた。特に公園協会のマッチングの仕方はとても興味深かった。学生二つの企画を活かし一つの企画に落とし込むという使い方は、「一つのマッチングに対して1企画」のような先入観があった自分に対しては衝撃的だった。この事例は今後企業が参加するハードルを下げるものだったと思うので来年以降も実施しても良いイベントだと思う。

個人的な気づきとしては、会の進行中に資料を持っていない参加者に気づくことができた点で自身の成長を感じることができた。以前の自分であれば会を終えることで精いっぱいになっていたが、企画者として全体を見ることが少しはできるようになったのではないかと感じた。