主に東京多摩エリア、神奈川エリアをフィールドに、行政や企業、NPOなどが実践しているまちづくりの事例を通じて、「つなぐ力」を軸に多彩なステークホルダーによるこれからのまちづくりを考察する。

地域で何らかの形でまちづくりに関わる際のイメージを理解することを目標とする。また、受講生自身がまちづくりに関わる場合の実践的なネットワークの構築にもつなげる。ディプロマポリシーでの「DP3:関心と意欲(社会を変革しようとする力)」を達成するために、たくさんの事例に触れ、議論することで、関心と意欲を高め、地域社会を豊かにしていく力を習得する。

具体的には、①ゲストスピーカーにキーノートスピーチを依頼。②事前に依頼内容を学生と共有。③リアルな視察のようにすすめる。④教員がインタビューしながらゲストと対談。⑤その後学生も含めてディスカッション。

※オンライン授業用に、20分ほどの7つのセッションに分けて実施。

概要(G=ゲスト) 詳細(S=セッション)
第1講目

5月21日

オリエンテーション

企業・NPO・市民によるまちづくり・つなぐ力①

多摩大学 経営情報学部 教授 長島剛

S1 オリエンテーション(大学院授業へのご登壇のお願い)

S2 業務内容(自己紹介)

S3 本講義で学びたいこと(受講生)

S4 多摩地域の概要

S5 神奈川県の概要

S6 地域金融機関のまちづくり

S7 多摩信用金庫の事例

第2講目

6月4日

行政によるまちづくり・つなぐ力①

武蔵野市 都市整備部 まちづくり推進課 主査 吉田秀生 氏

S1 業務内容(ゲスト自己紹介)

S2 今日の講義で伺いたいこと(受講生)

S3 まちづくりの基礎

S4 武蔵野市における「まちづくり」の現状

①まちづくりの定義 ②現状と課題

S5 市が進めていく「街づくり」

①道路の役割 ②道路の機能分類に基づく整備と運用にむけて

S6 民間まちづくりへの期待

①民間まちづくりに期待する領域

②今後の民間まちづくりへの支援策のイメージ

③今後の民間まちづくりと連携して進める街づくりのイメージ

④武蔵野市における試行(三鷹駅北口社会実験)

S7 Withコロナについて

第3講目

6月18日

企業・NPO・市民によるまちづくり・つなぐ力②

株式会社コミクリ 代表取締役社長 佐藤弘人 氏

S1 業務内容(自己紹介)

S2 今日の講義で伺いたいこと(受講生)

S3 コミクリが考える ITが繋ぐ「まちづくり」 ・・・人と人 人と情報 人と地域

S4 地方創生とまちづくりpart1・・・教育

S5 地方創生とまちづくりpart2・・・国民・行政・企業連携

S6 地方創生とまちづくりpart3・・・首都圏と地方連携(ギルド型開発モデル)

S7 Withコロナについて・・・働き方改革 ルーチンワーク型評価 → 成果型評価

※テレワークで会社の評価が高くなる人、存在価値をなくす人の条件

第4講目

7月2日

行政によるまちづくり・つなぐ力②

横浜市政策局 共創推進課 課長補佐 事業構想大学院大学事業構想研究所客員教授 河村昌美 氏

ゲスト著書:公民共創の教科書

S1 業務内容(自己紹介)

S2 今日の講義で伺いたいこと(受講生)

S3 まちづくりの基礎「公民共創によるまちづくりの基礎・事例(ソフト事業の視点から)」

S4 私が考えるまちづくり①「公民共創による、ヒトの集まるまちづくり」

S5 私が考えるまちづくり同② 「公民共創によるまちづくりにおける、創出価値とは(都市部・地方部)」

S6 私が考えるまちづくり ③「公民共創によるまちづくりにおけるビジネスモデル」

S7 Withコロナについて

「①イノベーション阻害要因の新型コロナによる破壊(公民共創の加速)
②新型コロナに対する人々の認識段階から見た、事業活動のスタンス」

第5講目

7月16日

行政によるまちづくり・つなぐ力③

日野市 企画部 企画経営課 地域戦略担当 主幹 中平健二朗 氏

S1 業務内容(自己紹介)

S2 今日の講義で伺いたいこと(受講生)

S3 私が考えるまちづくり① 団地再生の私の経験から

S4 私が考えるまちづくり② 団地とは 高度経済成長の経過とまちづくり

S5 私が考えるまちづくり③ 共創:ベッドタウンからの転換 成熟社会におけるまちづくりと産業の共通点

S6 SDGsから考える新たな結合

S7 Withコロナについて New Nomalとは何か

第6講目

7月30日

企業・NPO・市民によるまちづくり・つなぐ力③

合同会社ハチコク社 代表 仲幸蔵 氏 グラッフィクデザイナー 福田忍 氏

S1 業務内容(自己紹介)

S2 今日の講義で伺いたいこと(受講生) 

S3 まちづくりの基礎 「まちの日常から魅力をつくる」
まちづくりの素人の私たちが試行錯誤しながら活動する中で、シンパシーを感じるプロジェクト
S4 私が考えるまちづくり 「まちづくりの建前と本音」
・まちづくりしくじり話(青年部、消防団/地域活動と仕事/地縁コミュニティあるある)
・コミュニティスペースの理想と現実(ボランティアという名の労働/お金をうめない)
・まちづくりという名の魔法
S5 百才1 「場づくりにハマる大人たち」
・自分の場所をひらくということ
・そのまちに暮らし、はたらく人によって作られた場所
 工務店、編集デザイン会社、和紙造形作家
S6 百才2 「ひらいて繋がったもの」
・集まる人々
 市役所職員・商工会職員・地域包括支援センター職員・クリエイター・フィジカルトレーナー・ミュージシャン・料理家…仕事や役割は違うが、みんな地元市民
・縁ひらく庭
 コミュニティガーデンのためのクラウドファンディング…汗の量がお金に変わる
S7  Withコロナ 「自分が暮らすまちの価値の再定義」
・自分が暮らすまちの価値の再定義…まちの魅力を再発見する
・マイクロツーリズム…新しい観光の定義
・いわゆる「普通のまち」「普通のひと」に光を当てる
 市民であり親であり、仕事人…「対 会社」だけでなく「対 地域社会」としての自分の役割が増える
・鳥の目線、アリの活動…「市民」「行政」「クリエイター」…立場・役割の境界線をゆるくする
第7講目

8月13日

withコロナまちづくりプレゼン・総括 S1 withコロナまちづくりアイデアプレゼン

S2 総括

第8講目 withコロナまちづくりアイデア提出

●参考図書:まちづくりの仕事ガイドブック(学芸出版社)

●withコロナまちづくりアイデアプレゼンについて

今までのまちづくりは、多くの人に触れ合ってもらい、人と人とのつなぎ合わせる活動でした。それが新型コロナウイルス感染拡大により、できる限り人と触れ合わないことという世界に一変しました。これから私達はどうすればいいのか?このまちをどうしていったらいいか。まちづくりの現場で関わっている方々とディスカッションすることで、持続可能なまちづくりを実現するための様々なアイデアを絞り出しましょう。

テーマ 持続可能なまちづくり
提案内容 ①タイトル

②対象とする地域、その現状・問題点

③目標・ゴールイメージ

④具体的アイデア・施策

⑤協力先や連携イメージ

募集期間 まちづくり最新事情の授業期間内
公表 受講生の了解を得た上で、研究室のHPなどで公開し、具体的なアクションにつなげる。
講評 ゲスト及び教員、受講生による講評
形式 Powerpointを活用。スライド枚数は自由

発表時間は5分程度を予定

締切:2020年8月9日日曜日23:59